Monday, April 6, 2020

国鉄の面影をもとめて その3

小松から金沢へと移動します。
七尾線にはご存じのように国鉄型交直両用電車が健在ですが、すでに来年度の置き換えが発表されています。
ギリギリで行くのは精神衛生上よろしくないので、出張を機会に見るのが今回の一番の目的でした。
一番見たかったのはやはり113系を改造した415系800番台です。
そのなかには現在国電最古参の車両も含まれている第二編成というのが健在ということですので、それもぜひ見たいところです。

クモハ413-8 20.3.20 金沢


こちらの電車で羽咋を目指します。
乗車する電車は残念ながらその415系ではありませんでしたが、乗り心地を考えればこちらのほうが上です。

キユニ26 16 81.9.3 金沢

七尾線に乗るのはこの時以来。
実に39年ぶりになります。

クモハ413-8 20.3.20 高松


 途中の高松駅で小休止。


特急列車とのすれ違い。

クモハ413-101、クモハ413-8
20.3.20 羽咋



本日の最終目的地の羽咋駅に到着。
対向列車に415系を期待しましたが、やってきたのは413系でした。
それにしても塗装がかなり傷んでいます。
もう先が見えているからなのか、退色が激しい塗料なのかわかりません。


そして、次の電車でようやく目的の415系に会えました。


20.3.20 羽咋

花嫁のれんを撮影したところで、日没となりました。

20.3.20 羽咋
 市内を少し散策。
人の姿も見られず、寒い風が吹き抜けます。




今日は羽咋市内のここで宿泊。
翌日は415系を中心にゆっくり撮影をしようと思います。
つづく

4 comments:

  1. 七尾線向け415改造車とユニット交換した福知山の113-800も絶滅してから日がたちます。
    国鉄時代のくたびれ具合からは想像もできないほど車内リフレッシュされていたのですが、硬いイスと狭いシートピッチは元のままでした。
    ワンマン化でヘンテコな面付けた3800も副産物ですが、今は鉄コレのそれで往時をしのんでいます。

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  2. 415系800番台の最も古い車両は1964年(昭和39年)製造の113系が出自で、今年で勤続56年目ですか。国鉄新性能電車の寿命は、車体の軽量化や走行距離の増大で20年程度と言うのが以前の定説でしたが、頑丈さが取り柄だった昭和初期の電車も顔負けの長寿です。更新工事の技術も進歩しているんでしょうね。

    羽咋は北陸鉄道能登線の車庫があった駅ですね。地方私鉄らしい荷台付きの気動車が海沿いを走る景色は絶景だったそうですが、廃止後既に48年経過。痕跡は少しは残っているんでしょうか?

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  3. 12号線さん
    415系は交直仕様になったおかげで延命してきたわけですね。
    そのあたりは九州の415系と同じ理由ですね。

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  4. midorinoneko さん
    車齢56年というのは、戦前型電車顔負けの長寿ですね。
    頑丈そうな戦前電車も大抵は車齢50年に届くかどうかでした。
    羽咋の駅には痕跡はあまり残っていませんでしたが、線路敷はサイクリングロードになったおかげで鉄道時代の面影が良くたどれます。

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