Saturday, July 20, 2019

約四半世紀ぶりのTMS記事掲載

TMSに23年ぶりに記事を書き、本日発売号にて掲載されました!

昨日、届きました!

昨日、その掲載誌が届きました。
表紙は以前直接拝見して扉の開閉にびっくりさせられた、中澤さんの西鉄電車です。
中には中澤さん以外にも風間さんの上武鉄道の写真、亀坂さんの凄い客車の記事が掲載されていたり、イマージュの今井さんのレイアウトコンペ入賞にコメントなど、知っているお友達がいっぱい掲載されていたのも嬉しかったです。


巻頭記事にしていただきました!

最後に記事を掲載されたのが1996年、それ以来の記事執筆になります。
TMSは過去から編集部とのコミニュニケーションが取り辛く、記事送ったあとはどうなっちゃうのか分からないのは、同誌に記事を書かれた方ならお分かりになるかと思います。
私が書いた最後のほうは、文章を反映しない写真の構成など伝えたいことが伝わらないことにもどかしさを感じて、相互コミュニケーションが可能なRMMに記事発表をするようになって今に至ります。

ところがTMSが井門傘下に入り、名取さんが編集長になられたことでその流れが変わってきました。
そこに直接記事執筆のご依頼を頂きました。
名取さんはネコ在任の時からお世話になっておりましたので、何かが変わっていく予感がするTMSに期待を込めて、原稿依頼を頂いた以上は頑張らねばという気持ちで書かせていただきました。
RMMで定期ページを頂いている身としては若干気になる部分もありましたが、そこはネコに筋を通してご依頼を受けたしだいです。


掲載内容抜粋

記事のお題を聞いてちょっとびっくり。
お題は『模型に時代をつける』で書け、とのこと。
通常の製作記事ならまだしも、実に抽象的なテーマで、唸ってしまいました。
近年のTMSは投稿記事を集めて編集している感が強く、編集部としての主張が無くなっていると感じていましたので、このお題はまさに編集部からの『攻め』に転じた企画なのだろうと思い、悩みながらも名取さんとも相談しながらなんとかまとめました。
昔のTMSは確かに編集部からのメッセージが多く散りばめられており、その記事に啓蒙されて育った身としては、恩返し的な気分もありました。

記事の構成は時代感を私の心象鉄道・中越地方鉄道を例にとって解説をしました。時代感以外にも地面ものを作るにあたって役に立ちそうなポイントをヒント的に散りばめたものとしています。その中には私が今のように地鉄電車を作るにあたってこの世界の大先輩からアドバイスを頂いた内容もここで披露させていただきました。

イラストも

絶えて久しかったイラストも入っています。
こちらも私の友人が書いてくれたものです。

名取編集長が全面的に引き継いだ第一号のTMSに記事を出させていただいたことは嬉しいことで、今後のTMSにも期待をしたいと思います。

12 comments:

  1. まだ見ていませんので、記事については改めて。
    そろそろ経営と編集者が代わって紙面に変化が出るころと思っていましたが、
    良くも悪くもTMSと他の模型誌とは一線を画していたと思われていたのが、
    これからどうなるのか気になるところです。
    個人的には宮下さんの忙しさが気になります。

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  2. い さん
    良くも悪くも一線を画すTMS。。。
    確かにそうかもしれません。
    一定のTMSらしさを残しながら魅力的なTMSになることを期待したいと思います。
    おかげさまで、魅力的なお話に絡む仕事でしたので、しんどくはありませんでした。

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  3. TMSは、かれこれ40年程読み続けていますが、かつては、記事を見ながら、
    いつかは自分も同じ様な模型やレイアウトを作りたいと思ったものですが、
    ここ10年ほどは、内容的に魅力を感じませんでした。

    編集体制が変わってからは、かつてのTMSの様に読み物が増え、バランスが
    良くなった様に思います。
    手に取るのが楽しみになったのは、古くからの読者としては嬉しいです。

    宮下さんの地鉄の記事がTMSに戻ってきたのは、象徴的に感じますね。

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  4. 記事拝見しました。
    かつての「大先輩」の記事を彷彿とさせる参考になる記事、よく読んで勉強させていただきます。
    ところでTMSへの記事掲載の件、2013年3月号にナローパイクの記事を出されているので、四半世紀ぶりではなくて6年ぶりだと思うのですが…
    http://nyanta.world.coocan.jp/nyantetsu/tmsindex/tms848.html

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  5. nnishi1968さん
    昔のTMSは読み物や編集部からモデラーへのメッセージ性が高い記事が随所に存在していて、私もそれに刺激を受けて模型を作っていました。
    20日の発売が近づくとドキドキしたものですが、近年は全くそのような魅力が失われていました。
    俺ではRMMが良いのかといえばそうども無いのも問題なのですが、自分の記事だけではどうにもなりません。
    新たなTMSの時代がやってくると良いかと思っていますし、必要であれば協力していきたいかと思っています。

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  6. 啓蒙的な記事、ファンタジックな記事、洒落た文体と構成など、昔からの読者としては多いに期待しています。
    ただ、情報誌的編集に馴染んでる若いファンに受け入れてもらえるかは?ですが。

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  7. うかいさん
    ありがとうございます。
    ちょっと頑張って書いてみました!
    ご指摘の2013年の記事、うかいさんに言われるまでうかい全く記憶から離れていました!!
    どんな経緯で書いたのかも含めて完全にすっ飛んでいました!
    ボケてきていますね(笑)。

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  8. Cedarさん
    ありがとうございます。
    確かに若いファンに響くかは微妙かもですね。
    正直読者層自体、RMMなどより高そうですから、今回は従来の読者層を想定しながら書きましたので。

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  9. 今月号はお友達いっぱいで嬉しいですね!
    記事拝見しました。
    忘れがちな大切なことが凝縮されています。勉強になります!

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  10. 桜山軽便さん
    レイアウトコンペ入賞、おめでとうございます㊗️
    お友達が多く掲載されているのに驚きました。
    これからの展開が楽しみです。

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  11. 記事拝読しました。

    これまでの宮下さんの模型世界の総論といった記事で、非常に参考になりました。
    時代だけでなく地域性にも触れられたいたのはなるほどと思いました。
    文章だけではなく、それを反映した写真が添えられた構成がよく、強く訴えかけられるものを感じました。

    模型雑誌への投稿については、雑誌ブランドや会社というより、やはり担当していただく編集者さんとの信頼関係だと思います。
    私はかつてTMSでは片野正巳さんに担当していただきましたが、近年はスタッフさんが減ったためか入稿した後、写真撮影から掲載への時間的余裕がないためかややコミュニケーションに欠けるというという面は感じていました。

    今後のTMSでは、投稿記事だけではなく、今回の宮下さんの記事や先月号のN蒸機の記事など編集部主導の記事が増えることを期待しています。

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  12. ゆうえん・こうじ さん
    お読みいただき、ありがとうございます。
    編集者によって記事の構成・テイストというのは変わってきますね。
    後でわかったことですが、私もTMS前半の記事は中尾豊さんが担当されていたそうです。
    本来なら関東のモデラーを中尾氏が担当することは無かったそうですので、非常にうれしく思いました。
    後半は随分と様子が変わったのも担当が変わったからでしょう。
    私も、今後編集部主導記事が増えるものと期待したいです。

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