古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

Saturday, March 16, 2019

ぐるっと一周台湾の旅5 吊り掛け特急電車

翌朝です。
本日は今回の旅の本来の目玉・吊り掛け特急の復活運転が行われる日です。
吊り掛け電車好きには一番の楽しみな一日であります。
台湾の吊り掛け電車はいくつか存在し、最初の訪台もそれが目的でした。
こちら⇒https://tsurikakedensha.blogspot.com/2013/06/blog-post_27.html

19.2.28 宜蘭

運行スケジュールは、早朝台北を出て、目的地には9時すぎには到着してしまうという早起きスケジュールです。
ということで、早朝から現場へと向かいます。

地元鉄も

撮影ポイントに着いたら、地元台湾鉄もそれなりに来ていました。
ご挨拶して、ご一緒に。
台湾の人の鉄道熱もそれなりのようです。

19.2.28 福隆ー貢尞

流石に幹線だけあって、色々な列車がやって来ます。
その中でもユニークだったのがこの貨物列車でした。
アメリカンなDELの重連による黒貨車。

19.2.28 福隆ー貢尞

客車急行・莒光號もちょこちょこやってきます。
この莒光號は台北発時計回りの台北行きという台湾一周のロングラン急行列車です。



19.2.28 福隆ー貢尞

そして、目的の電車がやって来ました。
この電車は5輌が1ユニットになっていますので、2ユニット連結の10輌編成という事になります。それ以外にももう1ユニットが稼働状態だそうです。
動態保存車でこの輌数をちゃんと維持しているのは、どこかの国も見習ってほしいものです。

19.2.28 福隆ー貢尞
振り向いて、パンタ側。
EMU100形は1978年に登場した台湾初の電車列車になります。
イギリス製で、1M4Tというヨーロッパ的なハイパワー電動車と付随車の構成です。
そして何よりも私的に嬉しいのはその製造年次にも関わらず吊り掛け駆動であるという事です。
既に現役引退ですが、このようにイベント運行できるように整備されています。


19.2.28 福隆ー貢尞

折り返しは回送です。
場所を変えて待ちます。
この電車はEMU500という電車で、韓国製。
ちょっと安普請で、やはりあの国のクオリティーという感じです。

19.2.28 福隆ー貢尞

そして、予定より早くやって来ました。
天気は芳しくないですが、ちゃんと撮れました。
19.2.28 福隆ー貢尞

振り向くとこんな風景でした。

19.2.28 福隆

行きはタクシーでびゅん!でしたが、帰りはそのタクシーの運ちゃんに電話をしてもちんぷんかんぷん。
結局はトボトボ2.6Kmを歩いて福隆駅に向かいます。

19.2.28 福隆

福隆駅に着きました。
駅前には弁当屋さんがいっぱい。
そして観光客もいっぱい。
実は台湾では2.28記念日を初日とした4連休の初日だという事にここで気づいたのです。
あの吊り掛け特急運行もこの連休に合わせて行われたのだと、ようやく気付きました。

19.2.28 宜蘭

とある理由から再び宜蘭に戻って昼食タイム。

なかなかの人気店

このお店、列ができる人気店でした。
美味しかったので、納得。


19.2.28 宜蘭

宜蘭では上下全線客車列車で埋められたシーンも見れました。
まだまだ客車が元気なのが嬉しいです。

19.2.28 花蓮

花蓮まではぐっすり。
雨の花蓮に到着しました。

続きます。

4 comments:

Cedar said...

福隆の弁当屋台も美味そうでしたが、訳ありの小籠包連投も結果オーライでしたね。
鉄なコメじゃなくてすみません。

chitetsu said...

Cedarさん
福隆駅前弁当屋台、私も魅力的でした。
でも、宜蘭の小籠包もおいしかったですから、まあいいっかって感じでしょうか。

モハメイドペーパー said...

EMU100形、1M4TということはM車の出力は1000kWくらいなんだろうか。

chitetsu said...

モハメイドペーパーさん
1275KWだそうです。