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Monday, October 1, 2018

軽便鉄道模型祭、お越しいただきありがとうございました!

昨日は大型台風襲来の中、予定通り軽便鉄道模型祭が開催されました。
そんな天気の中お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
本日は私も含めた4人の新しいグループ「イマージュ」に特化しての第一報です。

最終点検

祭り前日、新作モジュール「猫町逍遥」がなんとか完成しました。
最後にLED点灯チェックをしたのち、当日の雨を予想して早めに車に積み込みました。

記念講演会

そして、記念講演会に参加しました。
今回は風間克美氏と大学鉄研の大先輩・和田英昭氏の仙北鉄道でした。

乾杯イエイ!

そのあとは勿論、前夜祭。
乾杯イエイ!
翌日の準備もあるので、一軒で大人しく帰ります。


そして、当日です。

明けて、祭り当日です。
搬入時は幸いにも雨は降っておらず、順調に搬入、設置が始まりました。
一回トライアルテスト接続はしているものの、大きいモジュールなので一人で自立は厳しく、2人で組み立ててゆきます。


設置完了

設置完了の図です。
モジュールサイズは900×450にコーナーモジュールの組み合わせで1800×1800のサイズになります。
メンバー各個人がそれぞれの方向性・個性を持っていますので、共通テーマは敢えて作っていません。
それを補完するのがコーナーのブラックボックスです。
このコーナーブラックモジュールで各メンバーの作品を独立させ、連続性を遮断しています。
また、今回のもう一つのコンセプトがモジュール高さです。
通常のテーブルを使った展示ではなく、独立脚で大人目線でも屈まずに見れる高さを目指しました。
見る角度も制限して、見てもらいたい部分を意識しての構成をとっています。


2017年のNNGC展示

昨年の夏にアメリカ・デンバーでのナローゲージコンベンションでのこのような展示方法も今回の提案に影響したと思います。
特に上の写真の展示は完全に見る側の視線を制限して作者の見てもらいたい場所を見せるという意思が明確です。また、各モジュール間を切り離す「黒子の思想」も取り入れられています。
欧米では日本よりも「見せる」ことを意識した展示が多いものの、我が国ではそのような展示はほとんど見かけません。
我が国でもレイアウトの見せ方として見習いたいという思いも込めたつもりです。

今回は私の作品「猫町逍遥」を紹介。
次回では、皆さんの作品を順番にご紹介します。


拙作「猫町逍遥」

こちらが拙作、「猫町逍遥」です。



このモジュールのコンセプトはデジャヴの世界の再現です。
つまり、いつかどこかで見たことなあるような光景(=既視感ともいいます)を模型で再現したもので、ジブリの世界なども意識しました。
製作のヒントはネットで見つけた不思議な感じのする未来と過去が同居する立体的な街並みのイラストとつげ義春の猫町紀行の話がダブったのが決め手になってデザインをしました。



 たまたま坂の多い細い道にどこへ向かって良いか迷ったところで偶然出会った町・猫町。
そこは何とも俗世間とは乖離した懐かしい世界。
そこにしばし紛れ込んだ・・・そんなことをイメージして作っています。





地形には大きな高低差をつけ、そこにへばりつくように建つ家々のメリハリのある風景を目指しました。



Oスケールの製作は初めてで、その大きさの感覚には最後まで戸惑い、スケールにはかなり破綻している部分もあるかもですが、「猫町」ですから、だまされた気分で見てもらえればと思っています。




旅館は今回のモジュールのランドマークです。
ここはかなり想いをもって作り込みました。
自分自身が泊まってみたい日本旅館をイメージしました。


KBMCの展示

KBMCでは2010年以来の「下北南部電鉄」をリニューアル展示しました。

「本金崎駅」

私は「本金崎駅」を展示しました。
トミックスのレールシステムを使ってのこのモジュールレイアウト、走行面の安定性もあって終始単線交換運転が出来たのが良かったかと思います。

次回はもう少し「イマージュ」を深堀りします。



6 comments:

Cedar said...

視点を意識してモジュールを造る、日本では新しい考えですね。
猫町に迷い込んでしまったら、豚にされて戻れない?

chitetsu said...

Cedarさん
ナローゲージコンベンションでお勉強した結果が少し反映したかと思います。
この町に夕方行くと、帰れないかも・・・・(笑)。

ジモティー said...

亀レスで済みません。
猫町、本当に最高ですね。酔っ払ってるせいか見た瞬間涙が出てしまいました。
昭和生まれの人間なら、男女問わずこんな町に旅をしてみたいと思うはずです。
この町は、夕暮れの情景が最高に似合うと思います。
夕方、トンネルの上のベンチでボーッとして、缶ビール片手にプハッとやってみたいです。
下のトンネルから出て来る電車は、横浜市電の500形だったら自分にとってパーフェクトです。
暗くなったら近くの焼き鳥屋で十杯やって、朝陽館に泊って寝る。現実に出来るなら最高です。
恐らくこんな空間に旅に行くことが出来るときは、死ぬ間際の幻想の中だけなのでしょうね。

chitetsu said...

ジモティーさん
トンネルの上から黄昏る街を見るシーン、わたしもそれを想像しながら作りました。
「コクリコ坂から」からヒントをもらった部分もありますので、横浜市電なんか走ってきても面白いかもです。
後半書かれたシーン、48分の1になって体験したいものです。

ジモティー said...

>「コクリコ坂から」からヒントをもらった部分もありますので、

「コクリコ坂から」の横浜市電500形とトンネルの絡みの部分は、横浜市電では唯一のトンネルである、麦田トンネルがモチーフとなっているはずです。実は麦田トンネルは思い切り地元で、5分も歩けば実家です。そう言うこともあってか、見た瞬間に何だか凄く懐かしい想いがしたのでしょうね。

それにしても、これだけ作り込まれた猫町のモジュール、どこかのロビーとか現代美術館とかに展示しないと勿体ないですね。非鉄の人もきっと惹き付けられるに違いないでしょう。夕暮れの猫街に灯りが点る頃、「夕焼け小焼け」のミュージックサイレンが流れたら、昭和生まれのおじさんやおばさん達の中には、泣いちゃう人も出るんじゃないかと思います。音楽や絵に限らず、質の良いアートは人を泣かせることができるものです。

chitetsu said...

ジモティーさん
麦田のトンネルの風景がコクリコ坂からでは単線でもう少し立体的に表現されていましたね。
その雰囲気は作ってみたい衝動に駆られる部分がありました。
作品の件のコメントありがとうございます。
軽便祭一回一日限りの展示は確かに見て頂ける方が限られるので、何かしらの方法で展示できると良いとは思っています。