と言うわけで私も先日、旧型国電を語らせると止まらない模型仲間で忘年会をしました。
完全な冬景色になった日曜日の夕方、お出掛けします。
乾杯イエイ! |
乾杯イエイ!
参加メンバーは
駒ケ根車輛さん、
配給電車さん➡http://jnr-oldtimers.at.webry.info/、
ヒナさん➡http://73069.at.webry.info/、
と私の4名です。
駒ケ根車輛さんの電車たち |
忘年会の目的の一つは、今月のRMMの飯田線特集でもちょっとだけご案内した飯田線の旧型国電の本の内容についての打ち合わせを兼ねたもので、現在少しでも良い本にすべく努力中です。ここに参加のメンバーは実物でも模型でも知識や模型製作の技量は相当な面々ですので、私にとっては大変心強いアドバイザーであります。
クモハ54131 |
こちらは駒ヶ根車輌さんのGMベースで製作する『旧スタイル』の新作です。
プロトタイプの車輌はクモハ54131、晩年まで木製の運転籍の窓枠を残していた車輛です。
クモハユニ64競演 |
ヒナさんが手掛けるKATOベースとピノチオベースの拙作・岡山時代の16番クモハユニ64の競演です。
おお~!これは! |
おおぉ~!これは!
やっちゃいました!
ヒナさんの新作、クハ47151です。
これはかなりマニアックです。
バッチリ決まった切り継ぎ |
クハ47などから移植した窓をはめ込んだ切り継ぎもバッチリ決まっています。
改造前と改造後 |
前面の比較です。
改造前のクハ47153と並べたところ。お顔もバッチリ決まっています!
完成が楽しみです。 |
これらの作品は前述の飯田線本で発表予定です。
完成が楽しみです。
10 comments:
ひえええ~~この世界、全く付いていけません~凄い凄い!
飯田線には行ったことありますが。
Cedarさん
付いてこられない方が健康的です!!!!
参加者のみなさんの知識と技量はまさにクレージーですから^_^
はじめましてPINと申します。毎日楽しく拝見させて頂いております。
飯田線となると知識もないのにやたらと興味が湧いてしまいます。
来春の飯田千本たのしみで~す。
ん~と今月のRMMのKATOの関さんのお話が気になる処でのクハ47151
発売されていない所属区といえば静チウだと思いますんで
となるとサエ93を除けば目立つ役者は・・・流電廃止直前配置ですと~~!!!
製品を切り刻む勇気の出ない僻みでした^^
クハ47151は私も工作を考えており、必要とする資材を既に揃えています。また、昭和53年時点の編成相手だったクモハ51046はクハユニ56002―クモハ50000―クモハ54002セットの発売である程度手軽に表現が可能(それでも運行窓の2桁化、ドア窓を全て2段にするなどの加工は必要ですが)になったので、こちらも必要資材をそろえており、工作開始にGOサインを出すだけになっていたところです。
クモハユニ64000は先に静岡運転所時代を紹介しましたが、KATOからクモハユニ64000そのものが出たことにより、以前の運転台で紹介した鉄道コレクションクモハ54から工作した岡山ローカル時代のクモハユニ64000のような原型をとどめないような重加工が要求されなくなった代わり、思いもよらない車をひねり出すような「腕をふるう」依余地が少なくなりつつあるのは考えるべき点だと思います。飯田線関係ではTMSで藤井良成さんがKATOの製品が出る以前にリトルジャパンモデルズのキットから製作したクハユニ56―クモハ50-クモハ54や、片町線のクハ79056のような作品が参考となるのではないかと思います。私の方でも「変わったもの」は作っており、KATOのクモハ54はおろか、鉄道コレクションのクモハ54008が出る前に作った、クモハ43から作った「クモハ54007」や、同じくクモハ43から作ったサハ45012、サハ48040があり、藤井さんのクハ79056の触発されて製作した、ほぼ同じ手法によるクハ79049、クハ79055等があります。
飯田線の旧型国電で考えどころなのが床下の抵抗器で、クモハ54100台(広い範囲では、MT30装備の戦前型旧型国電一般)で一般的だった「大4小2」のレイアウトは、KATOの最初の飯田線旧型国電がクモハ53007、008だったこともあり、現在に至るまで表現されていません。クモハユニ64000で初めてクモハユニ64000に特化した床下機器が登場しましたが、実はクモハ43型に類似しており、同時発売されていたクモハ51200は製品では以前発売のクモハ53000の床下機器(クモハ53008に由来するもの)が付いていましたが、本当はクモハユニ64000とほとんど同じレイアウトでした。今年のJNMAフェスティバルで、3Dプリンタによる床下機器が紹介されていましたが、「大4小2」の抵抗器は、リトルジャパンモデルズや鉄道コレクションでも類似のものが無いため、需要が高いのではないかと思いました。
最近の模型製作ですが先に紹介のクモハユニ64000以降は周囲が慌ただしくなったこともあり、重加工を要求されるものは休んでいて、代りに「大雪」「ニセコ」「おが」といった夜行急行を軽加工で作っていました。旧型国電の方はKATOから80系が出たのに合わせ、飯田線セットとともにクモハユニ64000、および111系と連結させることを考えて旧製品から静岡運転所時代の80系の製作を始めました。
京浜急行の情報ですが、6両編成の「1600形」が2本登場し、さらに現在金沢文庫の総合車両製作所に8両編成が「試運転」の表示を掲げて待機していました。おそらく年内に入線の予定で、2000形8両編成が1本交替するはずです。
美しい渓流と山間の長閑な農村を走る、改造を重ねて個性豊かな姿になった旧型国電は、私にとっては年齢的に手が届かなかったことが最も悔しい題材の一つで、永遠の憧れでもあります。
飯田線の旧国を題材に本を出版されるとのこと、今から心待ちにしております。
PINさん
はじめまして、ご愛読ありがとうございます!
飯田線の本はかなり力を入れて製作中です。
流電が居た時代の全車両の画像を解説付きで掲載、分類表も充実させます。
ご期待ください。
原口さん
作ろうと思っているものが、次々出ちゃうというのもこれまででは考えられない状態ですね。
自分は製品の出来を見ると 満足して手が出なくなっちゃいます。
困ったもんです。
みかんさん
自分は幸い流電末期に見ることができました。
どの年代にも間に合わなかった題材があるのは共通ですね。
そのような意味でも、せめて自分が記録できたものはまとめて出版出来ればと思っております。
発売まであと2カ月、頑張ってみます。
飯田線の3両のクモハ61型のうち、61005だけ中央扉が前に開きますが、これは更新修繕時の工場が関係しています。また、先のクモハ32000のところで触れた「大井工場で電装されてから関西へ送られたこと」と更新修繕時の「逆配管」がクモハ61形全体の個体差に影響を及ぼしています。
城東線、片町線電化で投入されたモハ40型は全て偶数向きでしたが、「大井工場で電装された」ため、その後の関西の車とは異なって偶数向きでも床下機器配置は車体に対して奇数配置でした。この中で戦後もモハ40型で残った車がモーターをMT30に換装してモハ61形になったのですが、まず、阪和線に残った61001, 002はそのままのレイアウトで更新されました。このため、偶数向きで床下機器は車体に対して奇数配置のレイアウトを残すと共に、配管は「逆配管」となり、さらにずっと関西にいたために「逆配管」を修正せずに最後まで残りました。
飯田線のクモハ61型ですが、まず、61003は吹田工場更新で、「逆配管」」であることも併せて61001, 002と全く同じです。これが「飯田線のクモハ61の中で61003だけが偶数向きである」理由になります。
これに対して、61004, 005は豊川分工場で更新されています。豊川分工場では大井工場の方針で更新されており、大井工場での方針は「車体、床下ともども丸ごとひっくり返して奇数向きにする」というもので、この結果、床下機器配置を含めて典型的な「奇数向き」の車になっており、末期まで「クモハ40型」で残ったすべての車が該当します。クモハ61004はこの「大井工場方式」で更新されており、典型的な奇数向きになっています。また、配管も普通のレイアウトです。これに対しクモハ61005は「車体はそのままで床下機器、パンタグラフおよび配管を全て点対象に配置しなおす」という工事が行われたと考えられます。このため、パンタや床下を無視して考えた場合、61003と61005は車体の方向は変わっていないのに対し、61004だけ方向が変わった、ということになります。このような変化が起こったため、KATOが模型化したクモハ61004は、61003, 005に改造するにはかなりの重加工が必要なことになります。
なお、飯田線の旧型国電で「逆配管」を残していたのは平妻モハ41型由来のクモハ51069が確認できます。これに対してオリジナルのクモハ51型では普通の配管(電気側に太い配管が確認できる)のものばかりで、岡山ローカルのクモハ51001, 003, 005および高槻のクモハ51010のように逆配管が確認できる車は見つかりませんでした。
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