その新幹線は、こちら。
鉄道技術研究所と向かい合うような位置に保存されています。
16.6.28 国立 |
16.6.6 国立 |
こちらが、JR総研こと鉄道技術研究所です。
この周辺の地名表示は『国分寺市光町』です。
もともとは平兵衛新田と言う地名でしたが、1959年に鉄道総研が移転し、東海道新幹線の基礎研究が行われたことから、新幹線『ひかり』号にちなんで地名が変更されています。
16.6.20 国立 |
JR総研の向かいに建っているこちらに新幹線は保存されています。
喫茶、こだま |
施設内の喫茶店は『こだま』。
ちょっと笑えます。
951-1 16.6.6 国立 |
この車輌は新幹線の岡山延伸開業に向けて、営業運転での最高速度250Km/h運転を目指して新型車両を開発するために1969年に試作された試験車両で、2輌編成というおもちゃのような編成でした。
16.6.10 国立 |
その試験編成の命はこの種の車輌の宿命か短命で、11年後の1980年には廃車、鉄道技術研究所に試験用に引き取れたのでした。
相方の951-2は車両試験台に載せられての各種試験に供されたのち解体されたそうです。
そしてもう一両が国分寺市に寄贈されて、現在の市複合施設「ひかりプラザ」の敷地内に新幹線資料館として保存活用されています。
16.6.28 国立 |
一部座席を残し、片面は資料の展示スペースになっています。
16.6.20 国立 |
展示ケース内にはこの車輌が達成した速度達成記念レリーフが置かれています。
そして、気になったのがこの木製の風洞実験用のモックアップ。
どこかの記事で見た記憶がありましたが、現品は健在でここにあったのですね。
未来的なモックアップ以外にも湘南電車のモックアップも実験に使われており、こちらも展示されています。
これは私としてはビックリの発見でありました。
クハ86の100番台が最新鋭の時代に作られたことが分かりますね。
そして、一番びっくりだったのがこちら。
うわー、クハ861000番台?!
湘南電車にSE車のお面を付けたようなスタイル、これを見て模型にしたくなった方、いませんか?
8 comments:
最後のモックアップ(1000番代?)はスゴイですね~!
まるで上の新幹線とクハ86を合体させたような印象です。
流線型にプレスドアというのも笑えます。
実現してたら面白いことになっていたでしょうね。
新busu-jinさん
モックアップ、凄いでしょう!
80系のモックアップは雑誌で見たことありましたが、これにはたまげました。
そのまま作ったら、湘南色の吊り掛け新幹線?!
木製のモックアップ、今見れば工芸品ですね。
木でできた先頭部の模型はさいたまの鉄道博物館の収蔵庫に展示されていたのを覚えています。
クハ86はわかりましたが、そのほかの形状は小田急3000形に似ているようです。
私はサークルの集まりで行ったときに、951の運転席に入ったことがあります。
L形の形状で、運転士が操作しやすく工夫されていました。
以後量産される新幹線の車両には採用されていないのが惜しいです。
モハメイドペーパーさん
まさにこの風洞実験モデルは工芸品と言えそうですね。
仕上がりは未だに色褪せていませんでした。
taiitisさん
ずっとここにあった訳では無いのですね。
運転台も覗いてみました。
L型機器配置の運転台もそうですが、その右手の先頭部に行ける通路に興味が集中しました。
10年以上前、鉄道の日に行われた鉄道総合技術研究所の一般公開へ行ったとき、併せて訪ねました。
モックアップを見た覚えがないと思ったら、taiitisさんのコメントを拝見して理解できました。
SE車は国鉄との共同開発でその後新幹線に携わる技術者が加わっているので、似たようなモックアップがあるのは当然かもしれません。
余談になりますが、小田急車では電装品が三菱電機製、台車が住友金属性を採用していますが、SE車ではそれとは異なる会社・方式のものを大幅に採用しています。
以後のロマンスカーは徐々に一般車と合せていきましたが、最新のMSE車でも制御装置はSE車以来の東芝製です。
最後に、バングラデシュの飲食店襲撃テロ事件で鉄道総合技術研究所の技術者だった方が犠牲となりました。もちろん面識はありませんが、ご冥福をお祈りいたします。
三等急電さん
しっかり行かれていますね。平兵衛祭りですね。
私は中に入ったのは今回が初めてでした。
バングラデシュのテロに巻き込まれたか方にご冥福をお祈りしたいと思います。
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