Wednesday, February 3, 2016

KATOの飯田線クモハユニ64とクハ68

KATOの飯田線シリーズに晩年の人気者の一つ、クモハユニ64形が登場しました。

スカ色のクモハユニ64形とクハ68形

ぶどう色バージョンを個人的には期待していたりしていましたが、やはり順当なスカ色の最晩年の姿で発売されました。
製品は相変わらずの良い出来で手を付けるところがあまり見当たりません。

安心してください!凹んでます!

クハユニ56で残念なことになっていた荷物扉の深さの表現は、床板の共通化を止めたようでちゃんと引っ込んでいます。

床下

実際に内側を見てみると床板側を切り欠いています。

こちらは点灯しません。

両運転台ながら、模型ではパンタなし側はダミーでライト類は点灯しません。
貫通幌も塗り分け新パーツは今回も見送りですね。
次のクハ47100からのようですが、これは残念!

クハ68412


相方は期待した51系のクハ68ではなく、又もや40系列のクハ68なのが残念です。
確かにこの車が相方を務めていることがあったとはいえ、です。


因みにあのおっちゃんも今回は我慢できずに買ってしまったようです。
おっちゃん➡http://ntekken.blog109.fc2.com/blog-entry-1646.html


それでは、恒例の実物編です。

クモハユニ64000 83.5.22 三河東郷ー大海

こちらは、私が最後に飯田線に行った時にやって来てくれたクモハユニ64形です。
その時の模様はこちら➡http://tsurikakedensha.blogspot.jp/2015/02/blog-post_10.html

クモハユニ64000 82.8.28 豊橋

こちらが最晩年のスカ色になった製品の時代の姿です。
スカ色になって、なんとなく間抜けた顔になった気がするのは私だけ?
気のせいでしょうか?

クモハユニ64000 79.7.18 辰野

こちらは入線してからすぐの頃のぶどう色の姿です。
飯田線時代もぶどう色時代の方が長いはずで、こちらの方が模型で持っておきたい姿のような気がします。
よく見るとパンタ鉤外し装置のひもの降りてくる取り回しが後年改造されているのがわかります。


クハ68412 80.9.2 伊那松島

こちらはクハ68412の製品化された晩年の姿です。
サボ受けが通常の車輌よりも天地方向に小さく独特な形状をしています。
これは仙石線からやって来たクモハ54007にも見られます。
因みにこちらの車輌も仙石線からやって来ていますが、仙石線時代はこんなサボ受けでは無かったはずで、何かしらの理由で変なサボ受けが飯田線にやって来たタイミングでつけられたのでは?と憶測するのですが、本当の所は分かりません。

クハ68412 77.12.31 伊那松島

この電車の数年前の姿はこちらです。
大きな幌枠が付いていました。
この幌枠も半流車には通常装備されないもので、イレギュラーな形態です。
また、乗務員扉上にもヘッダーが回っているのも希少な存在で、色々なところで普通じゃない車両でありました。

7 comments:

  1. 線路を持たない小生ですが、飯田線シリーズには手がでてしまいました。
    小生は、スカ色の64は見ておらず、伊那松島で、ぶどう色のままの姿を見ただけす。

    なので、chitetsuさん同様にぶどう色がよかったなぁと思うので、
    42をぶどう色に塗り替えたKATO殿、64もぶどう色お願いします!!
    という妄想を抱いております。

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  2. maru-ha殿
    貴殿も買いましたか、やっぱり。
    ぶどう色のクモハユニは合宿の行きがけに見ましたね〜
    ネットの無い当時は見るまでこんな電車が移動してきた事なんて知らなかったので、びっくりしました。
    今なら直ぐに情報が流れて追いかけに行ったことでしょう。

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  3. 毎度のことになりましたが、こちらを拝見して購入しました。
    スカ色の旧型国電が増殖中です。

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  4. 三等急電さん
    購入されましたか!
    模型製品として良く出来たおススメ品ですね。
    もうじきもう1セット発売、お財布がまた軽くなりそうです。

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  5. 私もクモハユニ64000-クハ68412セットを購入しました。
    以前、クモハ42008-クモハ42013-クハユニ56011セットが発売された時、「クモハユニ64000の製作を検討中」とこの場で報告しましたが、結局加工に着手する前に製品が出てしまいました。加工予定だった2両目のクハユニ56011は、「クモハ53000-クハ47153セット」のクモハ53000の昭和58年時点の編成相手がクハユニ56012だったので、クハユニ56012への加工を考えています。
    荷物扉の奥まりは多くの人が注目したようで、私がこのセットを購入した模型店の方も「多くの人がこの点を注目している」と話していました。
    もう1つ、注目点が「屋上ステップ」で、クモハユニ64000の運転台側屋上ステップは滑り止めの刻み方が運転席側のものはX字状、助士席側のものは十字状と左右で異なっているのですが、驚くべきことにこの違いが表現されています。
    クハ68412の方も、乗務員扉上に回り込んだヘッダーの他、仙石線時代の貨物票挿しが表現されており、注目点の多い製品です。

    先日、次の「飯田線シリーズ」が発表になっていました。今度は「急行」で、165系「こまがね」セット(McM'Tc'Tc'のクハが2両重なった編成)と「伊那」セット(TcMM'Tc'の奇数向きクハが入った編成)が予告されています。165系は30年の伝統がある製品ですが、今回は新規金型で全く新しい製品として発売されるそうです。注目点としては松本と大垣の165系は昭和50年代中頃に集中的にシールドビーム改造されているのですが、「シールドビーム改造される前の原型ヘッドライト」として模型化されます。このため、時代的には横須賀色のクモハユニ64000よりも流電のほうに合っています。

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  6. クモハユニ64000について追記します
    パンタ鉤外しの紐ですが、1981年夏には横須賀色時代と同じ助士席側に移っていました。1979年夏から1981年夏の間に工事されたようです。
    このため、運転席窓を木枠原型に復元することができれば、茶色時代を手軽に表現できます。

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  7. 原口さん
    こんにちは。
    クハユニ56から改造する間もなくクモハユニ64が発売されて、楽しみが無くなったような、良かったようなですね(笑)。
    一連のKATO製品は本当に細部まで拘って製品化されていてびっくりしますね。
    こうなると、残された改造の余地はやはりぶどう色時代を再現するしかないでしょうね。

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