これで翌朝は噂の同時発車を見るのが楽しみです。
ホテルの窓から・・・ |
ザクセン・オーバーラウヅィッツ鉄道・SOEGは、王立ザクセン国有鉄道として開業し、今年で開業125周年になる歴史ある鉄道です。
DBに統合後は1992年と他の同様な鉄道より比較的早くにSOEGとして独立して運営されてきています。
このSOEGは途中のベルツドルフで二本の路線に別れており、そのどちらもが同じぐらいの短い距離で終点をむかえるという線形になっています。
そして、その運転形態がユニークで、中間分岐駅で基本2路線がきっちり接続をとり、特に下りの列車は二方向に同時に列車が発車するというダイヤになっています。
そしてこれが、この路線の見所であります。
15.7.14 Bertsdorf |
こちらが、分岐側から見た駅構内全景です。
信号所の奥で左右に線路が分岐しています。
信号扱いも未だにこの信号所に職員常駐でワイヤー使って行われているのも、今となっては貴重なことと言えるでしょう。
15.7.14 Bertsdorf |
こじんまりとした機関庫。
昔のTMSの記事やきかんしゃトーマスでも見たような気がする煉瓦造りの機関庫です。
15.7.14 Bertsdorf |
機関庫脇の情景は模型心をくすぐるようなアイテム満載です。
15.7.14 Bertsdorf |
こんな古い客車も構内には残されています。
ただ、残念ながらもう使われることは無さそうな様子でした。
15.7.14 Bertsdorf |
構内にはだるまさんも何両か置かれていたりして、雰囲気満点。
99 787 15.7.14 BertsdorfーOlbersdorf Oberdorf |
さて、列車です。
始発列車は遅く、この駅には9時すぎに下って来るのが始発列車です。
99 787 15.7.14 Bertsdorf |
駅に戻ってもう一回撮ります。
こちらの駅で、次に23分後に下って来て別方向に分岐する列車に接続するために小休止です。
15.7.14 Bertsdorf |
時代が何十年も前の東独時代に遡ったような光景です。
今回訪問した4つの鉄道はどれも生き残りをかけて多かれ少なかれ観光鉄道化している部分がありますが、このSOEGが最も昔の雰囲気を残している気がしました。
99 787(左)、99 749(右) 15.7.14 Bertsdorf |
そして、次の列車がやって来ました。
編成両数が双方一緒ではなく、こちらの後から来た列車の方が二倍長く、食堂車まで連結されていて、ホームを越えて停車してびっくり。
ただ、これはいつものことのようで、この位置で給水するのが決まりのようでした。
しかしながら、すでに分岐部分に差し掛かっていて、これじゃ同時発車なんて撮れないのではと不安になりました。
99 787(左)、99 749(右) 15.7.14 Bertsdorf |
発車時間です。
果たして同時発車なんてちゃんとできるのでしょうか?
ただでさえ時間にルーズな外国の鉄道です。
正確に同時なんてあまり期待できない気がっ。
ところが・・・・
なんと、左側の短い編成がちょっと先に出発して、それを追うように右の列車が発車しました。
この心憎い演出で、本当に同時に発車してゆきました。
これは痺れました~。
この世界でもおそらくここだけの蒸気列車同時発車のシーンはピークシーズンは日に4回展開されます。
私は写真とビデオに二回発車シーンを見ましたが、ちゃんと二回とも同時に発車してゆきました。
4つの軽便蒸気を今回は欲張って訪問しましたが、締めにふさわしいシーンを見れました。
4 comments:
素晴らしすぎて涙とよだれが出ます。
さらに、ホテルの窓からの景色、訪れるときはこの部屋を予約したい。
い さん
ホテルの窓からも汽車を見ようと思いましたがやはり間近に行ってしまいました。
おはこんばんにちわー
今って2015年ですよね、1970年じゃないですよね
ずる〜い(おまる爆発)!!
青春どMさん
そうなんですね。
とても今の世界とは思えない素晴らしい風景が展開していました。
最初見た時、立ち竦んでしまいました。
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