ベルリンは、今回の旅行では飛行機の都合で立ち寄ったに過ぎないレベルで、あまり時間を取っていませんでした。
理由は、昔走っていた古い電車は全て駆逐されていることが分かっていたためです。
15.7.7 ベルリン テーゲル空港 |
そのSバーンの旧型電車には、何と空港で出会えたのは前回お話した通りです。
残っていた目的は軽食のレストランとして使われるためのようでした。
15.7.8 Berlin Hauptbahnhof |
翌朝、早起きをしてベルリン中央駅を見に行きました。
15.7.8 Berlin Hauptbahnhof |
ガラスのドームに覆われたベルリンの統合駅。
基本的な姿は昔からのコンセプトと変わっておらず、それを現代風にリファインした感じのようです。
15.7.8 Berlin Hauptbahnhof |
そこを行き交う車両は列車もSバーン(いわゆる国電)もすっかり様変わりしていました。
長編成の客車列車は殆んど影をひそめ、このような5両編成ぐらいの二階建ての客車を機関車が押したり引いたりするペンデルツークと電車が殆どの列車を占拠する形になっていました。
Sバーンもさすがに戦前製のリベットゴツゴツ電車は引退して、今風の電車になっていました。
塗装が以前のものを踏襲しているのがせめてものお慰みでしょうか。
15.7.8 Hackescher Markt |
以前訪問時にも行ったマルクスエンゲルスプラッツ駅は駅名も民主化されていましたが、駅の雰囲気は重厚な以前の姿を残していました。
以前の訪問時の写真はこちら。
ちょうど、ベルリンの壁が崩壊して、東西統合された直後に訪問しました。
391 90.10.22 Marx Engels Platz |
Sバーンの電車は色が二種類混在していました。
左の電車が戦前製の古い電車です。
15.7.8 Hackescher Markt |
前と同じように撮ってみました。
ヨーロッパはそんなに風景が変わらないだろうと思っていたのですが、結構変わっていました。
15.7.8 Hackescher Markt |
ICEもパチリ。
15.7.8 Hackescher Markt |
こういう客車列車はたまにしか見かけなくなっていました。
15.7.8 Hackescher Markt |
トラムも当然様変わり。
7車体連接の長いものと、短いのはこのタイプの電車が主力みたいでした。
15.7.8 Hackescher Markt |
こちらはちょっと古臭いデザインで、気に入りました。
8 comments:
旅のわくわく感が伝わって来ます。
最近の電車のデザインは、日本の電車とかなり似てきましたね。
機能一点張り、コスト重視を貫くとおんなじようになるんでしょうか。
しかし、前面窓のガラスは三次曲面を描いていますし、
ワイパーの付け根をせり上げているところなんかは、
機能によるかたちをデザインの一部として強調させてアクセントとする
巧みなデザイン手法のように思います。さすがだなあと感じます。
低伯林さん
機能性を重視するとデザインは似てきちゃうのでしょうか?
自動車はどこの国のものかわからないようになってきているのとも似た現象でしょうか?
中央駅のドームにボンバルディアの巨大ロゴ、ってのも時代ですね。
Cedarさん
そうですね。
ベルリンの壁崩壊時の様子とは別の場所かと思うぐらい変化していました。
このバーンの旧型電車は上海のアウトレットモールで同じように軽食レストランになってるのを見たことがあります。
現地からの実況レポートもバッチリですね。
今、世界の車窓からもドイツを取り上げていますが、欧州の新型電車はどこの国も似たような感じでがします。
知識も興味も少ないせいかな。
dazhao@北京さん
えぇ〜、上海にもあるんですか!
来月は香港でお会いできますことを楽しみにしております。
元・いきもの部長さん
なんとか実況レポートできています。
ただ、車両は凄くツマランですね〜。
前回訪問時
と殆ど総入れ替えされちゃっててビックリです〜。
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