Thursday, January 8, 2015

西武E61を作る その2

西武の電気機関車E61の工作、2回目です。
シンナードボン後にひと通りの磨き出しをして車体関係一式については生地状態に戻りました。

生地に戻りました

こちらが、生地状態に戻ったED11。
改めて生地になって見てみると想像以上に西武時代とは違うところが多く、一部は絶望的にいじらないといけない部分も発見!
どこまでやって、どこからは目をつぶるかは最後まで悩みそうです。

早速にアメリカンテイストのカウキャッチャーは撤去しました。
Cedarさんの嘆き声が聞こえて来そうな所業であります。

バーナーで解体

その後は車体バラバラ作戦は続きます。
まずは車体内側の部材からバーナーで火炙りの刑!
手荒く解体作業を開始します。

お面の部材も順次分解

製品のお面はサヨナラです。
製品は横から車体を折り曲げて正面中央で繋ぐ構造になっていますので、お顔のすげ替えは結構面倒な作業が必要です。

お面撤去

お顔は糸鋸で手荒くザクザク切断、最後はバキッと撤去しちゃいます。
せっかく表現されている車体コーナーのRは生かすように切り抜きます。

新規お面の改造

新規のお面は前購入者が考えていた手法を踏襲します。
アオバモデルのED14のお面を移植するという方法です。

駄菓子菓子!

何と、ED11と14、似て非なるものでありました!
すなわち、左右の窓の位置が全然違うのです!
これは実物の写真を見れば一目瞭然だったのですが、思い込みと言うのは怖いもの。
この段階までなんとまあ気付きませんでした。
ED14の窓はかなり高い位置についており、ED11の窓は結構下についているので天地方向の加工が必要であったのです。
これにはお顔を切除するまで気づきませんでしたorz・・・。


お面再構成

幸い、妻板上部の幕板が別パーツであった為に、正面を三分割して窓をギリギリまで下げて妻板下部をカットすることで何とかしました。

側面と召し合わせ

強引に化粧直ししたお顔をこれから車体に取り付けるところです。
幕板との寸法は実に微妙。
ギリギリの位置合わせが求められます。

お面再取り付け

お面、何とかすげ替えができましたホッ。


パンタ台も加工

屋根周りもそれなりに面倒でした。
パンタグラフ換装で台座の位置がかなりズレています。
こちらも悩みましたが、取り付け爪を活用して台座を逆向きにすることでなんとかなることが分かりました。

思ったよりも面倒なE61化改造、続きます。

2 comments:

  1. なるほど、改造はいろいろと大変なんですね。
    西武がED143を一時借用していた時に上石神井でE61と縦列駐車している写真がありました。
    確かに窓の高さが違っています。
    原型は同じなのに、なぜ高さを変えたのか?謎です。
    更に屋根のカーブも微妙に違っています。
    (戦前の写真でも違っているように見えるので、おそらく製造時からのようです。)
    http://ktymtskz.my.coocan.jp/yuge/hidaka2.htm
    こちら点、模型では影響が無かったのでしょうか?
    なお、ED11の前面窓改造は1951年とありますが、前年撮影とする写真には改造後の姿が写っていて謎です。
    ED14については、改造時期の記述を発見することができませんでした。

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  2. 元・いきもの部長さん
    色々調査ありがとうございます。
    車体の雰囲気がよく似ていると思っていたED11とED14ですが、窓も屋根Rも違っていて結構手強い改造になってしまいました。
    屋根Rの違いは製造当初からでしょうか。
    こちらは正面幕板を旧正面から流用することで解決しました。

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