古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

Saturday, January 31, 2015

早朝の美濃北方

早朝の美濃北方駅です。


モ514 90.2.17 美濃北方

モ510形が上り電車を待ちます。
駅の周りはしんとしています。

モ514 90.2.17 美濃北方

同じく交換待ちのモ510形。
時折動くコンプレッサーの音以外静まり返っていました。


ク2326 90.2.17 美濃北方

少しすると踏切の音が鳴りだし、上り電車は3両編成にいっぱいのお客さんを乗せてやって来ました。
踏切の警報音も最近の電子音ではなく機械的に鳴らす懐かしいものが使われていました。

ク2326(左)、モ514(右) 90.2.17 美濃北方

交換風景です。

美濃北方駅舎 90.2.17 美濃北方

そしてまた静寂が戻ります。
美濃北方は沿線では数少ないしっかりした駅舎を持つ駅でした。

Friday, January 30, 2015

バーゲン電車改造記

昨年の蒲田の模型ショウ(こちら⇒土曜日は蒲田へ 第35回模型ショウ)での収穫品の一つに乗工社の一畑電車がありました。
今年は乗工社廃業から15周年。
お目出たくも何ともありませんが節目の年な気もします。

9,500えんで購入

こちらの生地完成電車、ここまでついてこの状態で9,500円也!
コレはどう考えても破格に安いです〜。

結局バラバラ

買ったバーゲン電車はそのまま塗装できるぐらいの形にはなっていましたが、良く見ると結構あちこち曲がっていたり隙間が開いていたり接着剤がはみ出ていたりが気になり出しました。
そこで結局はあちこちバラすことと相成りました。

部品もほぼ撤去

床下については良く見るとゴム系接着剤があちこちにはみ出していて結構な状況であることが判明。
結局はバラバラにして作り直すことにしました。

プラ板装着

端部を除いて全撤去した床板にはVグルーブのプラ板を接着しました。

床下工作

その後、定石とおり梁の表現をした後、床下機器類を付けてゆきました。

同じレベルに

同じ乗工社製の電車は既に在籍中ですので、機器類や配置は出来るだけ揃えました。

生地完成

車体、床下ともにほぼ生地完成までたどり着きました。

上から見た図

屋根周りはこれからスウェード調塗料を塗るところです。

屋根マスキング

屋根にスウェード調塗料を塗るためにマスキングをします。

塗りました

スウェード調塗料、塗りました。

生地完成

屋根周りのディテール工作を行い、下回りも結局は色々なパーツをつけたてんこ盛り仕様となって生地完成です。


いよいよ塗装です

生地完成しました。
いよいよ塗装です。

プライマー塗装

プライマー塗装は近年お気に入りのいさみや謹製の色付きプライマーです。


車体塗装中

車体塗装中。
今回は久しぶりにスカ線クリームに国鉄気動車のしゅいろの地鉄本来塗装を施しました。


塗装終了

ひとまず、塗装終了です。
パンタグラフを取り付け、これからレタリングをするところです。
レタリング終了後に全体にぷふぁ~とウエザリング塗装をします。

できました

バーゲン電車、完成しました!

ペーパー自作の同形式と

ペーパー自作のモハニ36と。
このペーパー電車を作った時はこんな田舎電車のキットなんて一生出ないと思っていた頃です。





似たもの勢揃いです。


Thursday, January 29, 2015

鹿児島交通 キハ100形 その2

鹿児島交通キハ100形二回目は走行シーンです。


キハ102 83.3.6 薩摩湖ー吹上浜


バラストの全くない吹上浜の砂丘に沿った松林の中をゆっくりと走るキハ102。


キハ102 83.3.6 薩周湖ー伊作

振り向いてのカット。

キハ103 83.3.6 上日置

伊集院近くの山間を走るキハ103。

キハ103 83.3.6 上日置

振り向くと上日置の駅です。
上日置には蒸気時代からの給水塔が当然のように残っていました。
蒸気時代はスイッチバックもあったようです。


キハ103 83.3.6 干河ー津貫

ヘロヘロの線路を左右に身をくねらせてキハ103がやって来ました。

伊作駅付近では線路が駅を中心にU字形をした珍らしい線路配置でした。
その様子を高台から見ると手前と奥に線路が見えるという模型的なシーンが見れました。



キハ102 83.3.6 薩摩湖ー伊作


高台から見た奥の線路を伊作方向(左方向)に向かって走るキハ102です。


キハ102 83.3.6 伊作

駅手前のカーブを見るとこんな感じです。

キハ102とキハ303 
 83.3.6 伊作

キタナイ写真ですが、画面に上下線の列車が写りこめる場所は希少だと思って撮った記憶があります。

Wednesday, January 28, 2015

蒲原鉄道 七谷の冬

蒲原鉄道の七谷駅は山越えの閑散区間で晩年は唯一の交換駅として機能していました。
1984年の3月、まだ雪の残るその七谷駅を訪れました。


モハ41 84.3.22 狭口ー七谷


もうじき4月というこの時期でも七谷付近は真冬のような景色でした。
雪に足を取られながら歩いて線路脇で電車を待ちます。
雪の季節特有の静まり返った音のない風景の彼方からモハ41が残雪の壁の中をトコトコとやって来ました。

モハ41 84.3.22 七谷


七谷駅に進入するモハ41。
駅の構内には融雪用と思われるパイプが張り巡らされていました。

モハ41 84.3.22 七谷

交換待ちのひと時。
反対側から電車が接近してきます。


84.3.22 七谷

七谷の駅舎は雪に埋もれていました。

84.3.22 七谷駅事務室

交換する電車を撮ったあとはひたすら次の電車を駅の待合室で待つしかありません。
その時、駅長さんが待合室で待つ私に声を掛けてくれました。
待合室は寒いからこっちの事務所で待ちなさい、との優しいお言葉。
お言葉に甘えて駅事務室に入らせて頂きました。
駅長さんはお茶も出して頂き、色々な昔話を教えてくださいました。
滅多にない経験をさせて頂いたついでに駅事務室も撮らせて頂きました。
上手く撮れませんでしたが、その時の写真がこちらです。


モハ12 84.3.22 七谷

楽しくもありがたい一時間が過ぎて加茂行きの電車が到着する時間になりました。
一番お気に入りのモハ12が残雪が多く残る七谷駅に進入します。
駅長さんにお礼を言ってモハ12の客となりました。

寒い越後の電車撮影でしたが、最後はたいへん温まる経験をさせて頂いた記憶に残る旅となりました。


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87.9.26 七谷

上の訪問から3年後に再び七谷を訪れました。
早朝の七谷駅跡は既に草原と化しており、温かいお茶を入れてくれた駅舎が寂しいそうに残っていました。

Monday, January 26, 2015

東急大井町線今昔 等々力から上野毛へ


デハ8540 15.1.24 等々力

週末の『対岸の台湾』での遅れ馳せ新年会(こちら⇒対岸の台湾)の折に、久しぶりに等々力付近を散策しました。
まだ緑の電車が主力であった時代から何回か訪問した時の画像と比較しながら写真を撮ってみました。

15.1.24 等々力

現在のホームの様子です。

93.3.11 等々力

こちらは1993年当時の等々力駅ホームです。
バリアフリー化工事をされた以外は大きな変化は無いようです。
今となっては懐かしい駅風景が残っています。

15.1.24 等々力

等々力の駅は上下線の間に駅舎がある希少な実例です。
そして、駅入口が上下別々の踏切で分離されて、尚且つ駅に用のない人の通り抜けもできるという珍らしい構造をしています。

クハ8001 15.1.24 等々力

なので、このような写真が撮れます。
こちらは上り線の構内踏切から下り電車を撮ったものです。


15.1.24 等々力

現在の駅前の通りにはオサレなレストランや成城石井などがありますが、以前はと言うと・・・


93.3.11 等々力

こんな感じで、全然オサレではありませんでした。
同じ場所とは思えませんね。

クハ9109 15.1.24 等々力ー上野毛

こちらは等々力渓谷沿いに走る現在の姿です。


デハ3462 79.11.21 等々力ー上野毛

こちらは1979年当時の同じ場所です。
オールM5連の3450形が活躍を続けていました。
障害物が多くて現在の写真は全く同じには撮れませんでした。


デハ3450 79.11.21 等々力ー上野毛

振り向いて撮ったトップナンバー・デハ3450。
現在は邪魔者だらけでマトモに近い写真は撮れませんでした。

デハ8540 15.1.24 等々力ー上野毛

踏切の反対側から撮った8500系。


デハ5004 79.11.21 等々力ー上野毛

同じ場所の昔です。
青蛙が懐かしいです。

クハ9007 15.1.24 等々力ー上野毛

踏切から反対の上野毛側を向いて撮りました。
以前8090系を撮った記憶があったのですが、どうも印象が違います。

クハ8081(左)、クハ8095(右)
90.2.24 等々力ー上野毛

これがその画像です。
やはり場所が違いました。
もう少し上野毛寄りの場所ですが気付きませんでした。

クハ8003 90.2.24 等々力ー上野毛

撮影当時はなんとも思わなかった8000系ですが、今見るとそれなりに良いですね。


デハ5015 79.11.15 等々力ー上野毛

同じ場所でのアオガエル。
沿線は緑が多いですね。

クハ9104 15.1.24 等々力ー上野毛

上野毛に近づくと切通しになります。
柵にガードされてしまい、コンデジの液晶を見ながらようやく撮りました。


デハ5008 79.11.15 等々力ー上野毛


こちらは1979年の同じ場所です。
左の家は変わっていないようでした。

15.1.24 等々力ー上野毛

おしまいです。