古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

Sunday, November 9, 2014

週末は富山へ

おはようございます。
Bloggerのサーバー不具合で昨日はお騒がせしました。
未だ一部不安定のようですが、天下のGoogleですからきっと大丈夫でしょう・・・・。

さて、ダイヤ混乱の煽りを受けて記事を纏めるタイミングが遅れてしまいましたが、先週の木曜夜から富山へ行って来ました。

今回ご利用切符

今回の旅行は例の鉄道系株運用で遊んでいる友人からANAの株主優待券をもらったことから始まりました。
有効期限は今月末。
もらった時点でどこに行こうか贅沢に悩みました。
琴電?一畑?弘南?北陸?

どれも魅力的ですが、直近で大きな動きがあるかないかで考えると、
北陸>一畑>琴電>弘南
の順になりました。
そこで、結局は新幹線開業で様相が一変する富山・金沢に行くことにしました。
北陸で見ておきたいのは今回の新幹線開業で無くなってしまう国鉄型電車です。
その中でも475系電車は色は変われど大目玉の原型に近い急行型電車の最後の生き残りです。
その上気になるのが、国鉄急行色にリバイバル塗装されて唯一残っているA19編成。
以前からその編成を見たいと何回か北陸本線を覗いたものの、所詮おまけの訪問では簡単には見れません。

想定運用図
(実際は・・・違いますよ)

今回は泣いても笑ってもきっと最後のチャンス。
色々なホームページやSNS情報を調査、なんとか国鉄色に会いたいと想定運用図も作って気合を入れて富山入りをすることにしました。
どうも情報を総合すると、
①運用は大半が富山~金沢間で既に直江津までは行かないらしい。
②昼間はワンマン車両に独占され、走っていないらしい。
③3連の運用は更に少ないらしい
④その上、国鉄色は既に1本を残して廃車ずみ
・・・・・
てな具合で、情報を読めば読むほど微妙な気持ちになってきました。
更に、10月18日から新しい新快速ふうの新型電車が追加投入されて475系の運用はさらに限定的になっている模様です。
果たして懸案の国鉄色は撮れるのでしょうか?
不安と期待を胸に身支度をして木曜夜、富山に向かいました。

14.11.6 練馬

今回の交通手段はケチケチモードで行きは夜行バス、帰りは半額ヒコーキです。
理由はそれ以外にもあって、件の475系を撮るには朝の6時には富山に居たかった為であります。
練馬の駅を降りたら大鳥神社でお酉様の準備がされていました。
今年の一の酉は10日。
もうそんな季節になったのですね。

14.11.6 練馬区役所

夜行バスは西武バスと富山地鉄バスの共同運行。
東京発の夜行便は富山地鉄の担当です。
家の近くからすでに『Chitetsu』モードになれるのは、意味もなく嬉しいです。
そしてこのバスにはあのおっちゃん(⇒コレ)も既に乗っています。
そうなのです、又もや三週連続あのおっちゃんの顔を見るんですorz・・・。

14.11.7 松代

バスは途中三回の休憩時間をとります。
こちらは松代で休憩中の地鉄バスのお姿。
天気予報では富山県地方は午前中雨。
今のところ良い天気ですが・・・・。

14.11.7 富山

早朝の富山は天気予報通り、やはり雨でした・・・。
5:30、定刻に富山駅前に到着しました。


14.11.7 電鉄富山

バスを降りて先ずは地鉄電車の様子を拝見。

乾杯

朝食を摂ろうにもどこも開いていません。
駅近くで開いているのは吉野家が唯一のようです。
そこで・・・・
早朝から 乾杯~!!


14.11.7 呉羽ー富山

今回の北陸線撮影ポイントへ移動します。
駅に着いた時に降っていた雨も止んで天気も回復方向に向かっているようです。
最初にやって来たのはサンダーバード。
画面後方に来年からの主役の新幹線線路が見えます。

そして、お手製運用で次にやって来るべき列車は475系のハズ。
さて、どうか???
でも、やって来たのは、
ステンレスの電車でした。。。。。

キターーーーッ475系急行色
14.11.7 呉羽ー富山
次の列車に託します。
次に列車はSNS情報ではここ数日連続して国鉄色のA19編成が運用についているので期待大です。
そして、キターーーッ!!
その次の下り列車で目的の電車がやって来ました!
やはり国鉄急行色は良いですね。

14.11.7 呉羽ー富山

そして、それに続いてやって来たのは、ついに一本になったこれも国鉄特急色の485系北越。
国鉄色三昧の一時間は喜びの時間でした。
夜行バスでやって来た甲斐がありました。



14.11.7 呉羽山

朝の国鉄形電車撮影に満足後は徒歩で呉羽山を越えて市内線の大学前を目指します。
その呉羽山ではこんなびっくりする光景が。
これは長慶寺の裏山の五百羅漢像です。
川越喜多院の五百羅漢像が有名だそうですが、こちらもすごいです。
山の斜面に何段にもわたって並ぶ五百羅漢像は圧巻でした。

14.11.7 西富山ー富山

山を降りたところで高山本線を渡ります。
やって来た列車は・・・。


デ7021 14.11.7 大学前

テコテコ歩いて大学前に到着しました。


9001A 14.11.7 国際会議場前

新設軌道の環状線の様子も見て見ます。


モハ10037(左)、モハ10031(右)
14.11.7 電鉄富山
電鉄富山駅に戻って来ました。
ここからは富山地鉄の旅です。

モハ10037(左)、モハ10031(右)
14.11.7 電鉄富山
折角なので鉄コレ持参で記念撮影しました。

14.11.7 寺田

最初に向かったのは寺田。

14.11.7 寺田

本線と立山線が分岐する寺田駅は独特の雰囲気を持った駅です。
中間のデルタ状になった部分にはこのような建物が建っています。
過去はここで信号扱いをしていたようです。

モハ10033 14.11.7 寺田

寺田駅では右から左から電車がやってきて嬉しい悲鳴。
京阪特急色のダブルデッカーエキスプレスも各駅停車でやって来ました。
随分と贅沢な各駅停車列車です。


14.11.7 有峰口

次に向かったのはここ、有峰口駅。
実に渋い駅舎がお出迎えです。
昔の駅名が上の方に残っていることでも有名な駅です。

14.11.7 有峰口ー横江

駅からは歩いてすぐのこちらの鉄橋へ。
紅葉真っ盛りでした。
ここは学生時代の1980年の冬にやって来た場所です。
その時は足がすくむような場所と思った記憶があります。
懐かしい場所です(その時の記事はこちら⇒有峰口から立山へ)。

時間はお昼過ぎ。
しっかりお腹はすいていますが、当然ながら駅周辺には何もありません。
電車も一時間一本。
あまり期待できないものの、岩峅寺まで移動して食べ物屋さんに微かな望みをつなぐことにしました。

モハ16013(左)、モハ10031(右)
14.11.7 岩峅寺
次は岩峅寺です。
移動は左手のミトーカレッドアロー号。

14.11.7 岩峅寺

立派な駅舎ですが、駅前には何もありません。
これではおまんまの食い上げです。

14.11.7 岩峅寺

ふと見ると、酒屋さん発見。
ここでビールとおつまみを入手。
何とか干上がらずに済みそうです。

カンパイその2

駅舎をバックにカンパイ!!
秋の爽やかな天候の中、屋外カンパイの儀です。


モハ10042 14.11.7 岩峅寺ー沢中山

おつまみとビールだけの昼食後、電車を駅外れで撮ります。
この日は何故かカメラを構えるとこの電車ばかりが来ます。

デ7018 14.11.7 富山駅前

富山に再び戻って来ました。
朝見逃した金太郎塗りのデ7018も撮れました。

14.11.7 富山

富山の駅は新幹線開通準備ですごい状況になっていました。
地鉄電車の駅とJRの駅は目の前なのに、迷路のようになってなかなか辿りつけません。


14.11.7 富山

富山から本日宿泊先の倶利伽羅まで移動します。
これもお手製ダイヤでは475系のハズでしたが・・・・。
嗚呼、新快速ふう電車でした・・・。

14.11.7 津幡

津幡でこちらの電車を恨めしく見送って・・・・。


本日のお宿

本日のお宿、『倶利伽羅塾』に到着です。

カンパイその3
そして、カンパイ!!
充実した長い一日が終わりました。

6 comments:

モハメイドペーパー said...

 北陸は私も行きたい所です。地鉄の岩峅寺、駅舎が立派になっていますね。確か昔はもっと鄙びた造りだったと記憶しています。

chitetsu said...

モハメイドペーパーさん
北陸は色々な電車があって今でも面白い所ですね。
岩峅寺の駅舎はレイルウェイズのロケに合わせてリニューアルされたらしいです。

富山痴呆鉄犬 said...

おっちゃーーん!
今回もずいぶんお世話になりましたー!
めちゃくちゃ楽しかったっす!
ありがとうございます~!
しかし、ウワサをすればブログエンジンが壊れたですか!?
ビビリますね・・・・
バックアップってとれるんやろか?

chitetsu said...

富山痴呆鉄犬殿
週末はお疲れ様でした〜。
その後の大阪も楽しかったんでしょうね〜!
ブログサーバーダウン、ビックリしました。
ビール画像載せすぎてブロックされちゃったのかと思いました(^O^)。

伊豆之国 said...

富山地鉄には、25年前に乗ったきりで、最近の状況はネットなどの情報で知るくらいですが、駅舎もその頃とほとんど変わっていない、悪く言えば荒廃が進んでいるところが多いようなのは、やはり地方私鉄に共通した厳しい立場を反映しているのでしょうか。そんな中でも、「廃墟寸前」になっていたらしい電鉄魚津や中滑川の駅舎が建て替えられた、という話題を知って、まだまだ必死の思いで地域の足を守って行く、という姿勢が見られることには救われるような気がします。
富山市内は、それまで2度の県訪問の時にはいずれも素通りで、3度目となった13年前にようやく訪れ、市内線に乗って「反魂丹」の店を見学し、懐かしい「ケロリン」などの粉薬の袋をいくつか買ってきています。私が子供の頃は、よく「富山の売薬」の行商が我が家に来ていて、「おまけ」に付いてきた紙風船や独楽で遊んだことも、懐かしい思い出でした。現在の家に引っ越しても、しばらくの間は来ていたのですが、程なくして廃業したようでした。今では、職場などに常備薬をそろえて定期的に来る業者をよく見るようで、「富山の売薬」の伝統が形を変えて今に息づいている、ということなのでしょうか。

chitetsu said...

伊豆之国さん
富山地鉄は車両にはそれなりにカネをかけても施設には手をつけない会社ですね。
おかげで他の私鉄では見れないくらいの骨董品級の駅舎が未だに見れるのも皮肉です。
富山の薬、我が家も一時置いていましたが、ずいぶん前に来なくなりました。
東京の銭湯の経営者も富山出身の方が多いですね。