Wednesday, September 23, 2020

南武線のサハ78

南武線の73系電車はアコモ改善された車両が多い中で、サハ78だけは63時代と変わらない姿のものが多く混じっており、外板もかなり傷んでいるものも結構見受けられました。

サハ78187 78.1.29 武蔵中原

最後までアコモ改造を受けなかった原型のサハ78187。


サハ78171 77.8.2 矢向
こちらはアコモB改造を受けたサハ78171。
アコモB改造は基本的に新製72系以降に限られて施工されたものですが、72系としての新製車の無かったサハ78形だけは例外で、それなりの数の車両がアコモ改造を受けて活躍を続けました。

サハ78512 78.5.25 武蔵小金井電車区

不足するサハ78形にはモハ72形を電装解除して補っていました。
電装解除したサハ78形は500番代を名乗り、パンタ台の残っているものと、残っていないものがありました。
こちらはパンタ台が残るサハ78512です。

サハ78515 77.3.26 中原電車区

サハ78515 77.12.27 稲城長沼

こちらはパンタ台が撤去されたサハ78515。
台車が電動車時代のままのDT13であるのが分かります。

サハ78900 78.1.29 矢向

サハ78900 77.3.26 矢向

最後はクモハ73900と同様、ジュラ電の改造車のサハ78900です。



12 comments:

  1. モハメイドペーパーSeptember 23, 2020 at 2:02 PM

     72系は形式別に撮影しようなんて考えたことなかったですね。中央線では7連基本の真ん中にいたサハ78と、付属編成のクモハ73が編成美を乱していました。クモハ73は先頭に出るので乗ったけど、サハ78はほとんど乗った記憶がありません。

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  2. モハメイドペーパーさん
    そういわれてしまえば、なんともコメントができません・・・・

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  3. 久しぶりにコメント投稿します。
    9/4記事コメント欄での「サハ78のベコベコ率」が気になっていました。
    鋼製車体の外板を単純に薄板化すると組立後の板面ゆがみで車体強度を確保できないためかあまり薄くできなかった?のが、点熱急冷ひずみ取り法(局所加熱後急冷)が開発されて薄板軽量化が可能になりナハ10系など以後の主流となった?という技術発展経緯があったかと思います。
    63-73型は色々な技術開発実験台になって発展を下支えした様ですが、サハなら機器重量など強度確保必要性も弱く薄板実験台に使われたのでは?と推測し、サハ78ベコベコもこの関係かな?と思い少し調べて判然としませんでした。
    的はずれ・考え違いでしたらご容赦下さい。

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  4. き さん
    サハ78形のベコベコ車が多いのは確かに気になるところですが、クモハ、クハにも存在します。いろいろな資料見ても鋼板の厚みは同じではなかったかという気がしますが、良くわかりませんね。
    製造時の状況が状況ですから実態はなかなか掴め無さそうな気もしますね。

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  5. アコモ改造未施工のサハ78は外板や窓帯の歪みや叩き直しが賑やかで、昭和50年代なのにまるで戦後の戦災復旧車みたいですね(笑)。とりあえずパッチワークやパテで外板を手直しすれば少しは体裁が良くなりそうですが、車両数が膨大な国鉄としては全ての車両には手が回らないといった様子です。

    サハ78は元々状態の悪い63形時代の車両ばかりだし、付随車なので必要最低限の機能を維持すれば事足りるし、これはこれで合理的な判断ではありますね。ほったらかしにしすぎると、雨漏り・隙間風や窓の開閉も難儀になりそうですが。

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  6. いわゆる「お灸」でのひずみ取りは、63系全般省略しています(23年度車の末期位から復活?。25年度車はきちんとやっていそう)。なのでもともとモハ63、サハ78はベコベコしていたものですが、モハ63は吹き寄せ部あたりの外板補強もしたようなので、そのような時にベコを直していたのではないかと思えます。
    サハ78900は、カツミ模型店のロングセラーモケーのプロトタイプですが、うーむ、ドアのプレスマークが、なぜか両側とも3-4位側の2カ所ずつのみ。ジュラルミンから鋼製に改造時は、各車ともドアにプレスマークが全てあったと思うのですが、平板ドアに交換した位置が、両側とも1-2位側に偏っているのは、何か意味があるのでしょうか…。

    戦災復旧客車も、マニ72形とオユニ70形は、昭和25年製なので、ひずみ取りされているように見えますね。

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  7. 私は片町線住人なので、ベコベコのサハ78にもちょいちょい乗りました。その中で、サハ78516,517は別格でした。最後まで三段窓だったですが、元々がどちらもモハ72500台の新製車グループ。台車もTR48で、他のサハ78と違ってベコベコは見られず、キレイな状態でした(電装品がサハ87100台のモハ80850台化に使われたのはご存じのとおり)。

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  8. midorinoneko さん
    サハ78形は初期製造の63形ばかりでしたから、どうしても痛みのひどいのが多いのでしょうが、もうちょっとメンテナンスできなかったのかと思ったりもしました。
    先が見えていたからなのでしょうかね。

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  9. すぎたまさん
    ドアについては恐らく状態次第で適宜交換されていると思われます。
    予備パーツはいろいろなものがあったのでしょうが、美観を考えないのは国鉄らしいというべきでしょうか。

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  10. にしもとさん
    モハ72新製車から改造された2両は特別ですね。
    目的はきっと電装部品捻出ありきでしょうから、サハ78形でも例外的な車輌と言えるでしょう。

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  11. こんばんわ!嶋田と申します。模型ショウなどで、何度かお目にかかりました。南武線は、自分も中高時代によく見たので、懐かしかったです。最近、73系の本を買いました。十六番で、作ったクモハ73109や、その他の車両が載っていて、良かったです。昔は、写真も貴重品で、自分でメモを取っていたのを思い出して、久しぶりにマンガを書きました!

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  12. 嶋田さん
    73本、お買い上げいただきありがとうございます。
    仰る通り、昔は写真1カットいくらと考えながら撮っていました。
    当時は学生の身分なので、なおさらでした。
    時代は変わりましたね。

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