Wednesday, June 4, 2014

東急のデハ3450形電車

「一番好きな車両は?」、よく出る質問ですね。

デハ3452 86.5.24 池上

自分の一番好きな電車の筆頭格にあるのがこの東急「デハ3450形電車」です。
日車形の重々しい姿(↑)も川崎形の軽快な姿(↓)もどちらも魅力的です。
戦前の私鉄電車で50両の陣容は『大世帯』の部類でしょう。
そしてその50両全車が戦火をくぐり抜け1980年代まで1両も欠けることなく活躍を続けて来たことも希少なケースと言えます。
窓割りを含めて関東型の典型的なスタイルをしていますが、その中でもスタイル的には一番まとまった電車と私は思います。
製造当初からのスタイルを貫通扉追加や更新で窓の天地方向の切り上げなどでスタイルは変わりましたが、その二つの改造は3450形の魅力をなお一層引き上げた数少ない改造成功例ではないかと個人的には思っています。

デハ3493 86.5.24 池上

1986年の春、池上線のいくつかの駅でバルブ撮影をしてみました。
自分的には撮影時のまわりの雰囲気も含めてつい先日のように記憶が鮮明なのですが、この時から早いもので既に30年近い歳月が流れています。



デハ3474 86.5.24 蓮沼

緑の電車が無くなってからも久しく、入線時は違和感を感じたステンレス車も更にステンレス車で置き換える時代になって来ました。


デハ3493 86.5.24 蓮沼



貫通幌の付いたデハ3450、いつ見ても惚れ惚れします。
惚れ惚れ電車の模型はこちら(⇒模型で残した3450形電車)。

6 comments:

  1. 1986年に生まれ、池上線沿線で育った自分にはとても懐かしい写真で嬉しいです!
    ところで、ひとつchitetsu先生に、この知識のない若造にご教授願いたいことがございます。
    最近(とはいってもいわゆる新性能車)に比べて、これら旧型の方が、前パンが多いのは何故なのでしょうか。電動車と付随車の比率や編成関係上、制御電動車が存在するのはわかります。しかし、昨今でもクモハは多数あれど、なかなか前パンって見なくなったな、と同時にそのことについて疑問を抱くようになりました。ぜひ一度、記事などにしていただきたいなぁ。という甘えでございます。
    ぜひご検討いただければ幸いです。

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  2. すえひろ5犬上店June 4, 2014 at 8:13 AM

    池上駅の3450のバックに写る「すえひろファイブ」が懐かしい!
    キモはそこじゃないで、すよ、ね(おおくそファイブ)・・・・

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  3. 東急のお気に入りは最初から窓の広い3650でしょうか。
    井の頭に行った1700と組んで走らせてみたかったです。
    両運転台のほうが井の頭も欲しかったでしょうから、3450か3500を譲っていれば・・・。

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  4. ハタノさん
    私がこれを撮った頃に産声をあげたのですね。
    時間の流れは早いものですね。
    さて、ご質問の件ですが、私は技術者では無いので正確な知識は持ち合わせていませんので、推測でしかお答えできないのですが…
    ①80系から始まった中間電動車方式で先ずクモハが減った
    ②障害事故等で損傷可能性の高い先頭部にパンタを装備するのを避ける傾向が高まった
    ③前パン同士が連結した時のパンタ離線を敬遠した
    辺りが理由じゃないでしょうか?
    どなたかご存知の方いらっしゃたらご教示下さい。

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  5. スエヒロ5犬上店殿
    そうなんです、ここで撮ると絶対写っちゃうんですね。
    スエヒロが関西起源とは知りませんでした。

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  6. なにわさん
    戦後の大東急時代は何が起こっても不思議じゃない時代でした。

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