Wednesday, April 16, 2014

広島電鉄 元阪急の車両

阪急電鉄は系列に能勢電鉄があるためか、他社譲渡の事例が少ない鉄道と言えます。
その中にあって広島電鉄には割合多くの電車が譲渡されています。


1082 80.8.26 荒手車庫
こちらは阪急210を譲り受けた1080形。
元々、阪急京都本線系統の支線用として、電動貨車に新製車体を載せるという更新によって建造された電車です。
1977年の譲渡時に中間付随車を抜いて2両編成に変更されています。

1072 80.8.26 荒手車庫
こちらは4編成が譲渡された1070形。
元阪急電鉄宝塚線用の500形で、昇圧対象から外れて広電と能勢電に移籍しています。
移籍時にドアの位置を移動し片側3カ所に改造されています。また、なぜかこちら側はパンタグラフではなくビューゲルになっています。
同型は多くが能勢電鉄に移籍していますが、そちらは1983年から徐々に引退、広電の1070形は1987年老朽化と高床車両全廃方針のため廃車となっています。


1075 80.8.26 荒手車庫
扉配置が左右で異なるのがわかります。

527 80.3.16 鶯の森
こちらは能勢電鉄に行った500形。
オリジナルのままに等しいこの電車と比較すると広電の電車は随分といじられているのが解ります。

524 80.3.16 鶯の森
同じく500形524。

6 comments:

  1. うわー。懐かしいですね。
    自分が初めて乗った時は1070形は廃車になって荒手に放置されていました。

    1090形はタイミングが悪く乗れず、1080形は乗ったのを覚えています。

    生まれて初めて乗った元阪急電車は独特の上品さが漂っていたことを思い出します。

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  2. 宵闇さん
    1070形は私が見た時は全て車庫でお昼寝中でした。
    おそらく当時もラッシュ専用のような使われ方をしていたのでしょうね。
    今考えればもうちょっと時間を割いて走行シーンを撮っておくべきでした。
    阪急電車は色は変われど独特の上品さがあった気がします。

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  3. ワンマン対応なら、こういうドア配置になるのはありなのですが、なんで、こんなどあはいちにしたんでしょうかね?

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  4. なにわさんの書かれている妙なドア配置ですが、これは各扉で運賃収受を行うためで、1070形登場の頃は、終日車掌が2人乗務していたためだと記憶します。
    ドアの開閉操作は全て後部車掌が行っており、全開、中扉閉、前後扉閉のスイッチを扱っていました。

    私が現役の頃は違っていましたが…

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  5. なにわさん
    maronefuさんのコメントで氷解ですね。
    自分も何なんだろうと思っていました。

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  6. maronefuさん
    流石、地元の方。
    ドア配置の意味が解りました。
    ありがとうございました。
    自分の印象では広電の車掌さんはみなさんテキパキしていて気持ちの良い印象があります。

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