モデモの京阪びわこ号

発売から気になってはいたものの、それなりのお値段に躊躇していたモデモの京阪びわこ号、躊躇している間に欲しい晩年塗装は概ね店頭から姿を消してしまいました。
残っているのは馴染みがなくてあまり好きじゃない登場時塗装タイプばかり・・・。
『これで良かったんだ』・・・
『残念』・・・
二つの気持ちが交錯する日々が続いていました（大袈裟・・・）。
それが、ひょんなことからそれなり割引価格で購入できるチャンスがやって来ました。
この期に及んでも悩みつつも、、、

結局購入しました、『びわこ号』！

我ながら情けないほど優柔不断な行動を続けた挙句のお買い物でした。

買いました！びわこ号。

びわこ号は御存知のように規格の違う京阪本線と京津線を直通させる為に製造された電車で連接構造に二種類のドア、集電装置を持つ個性豊かな電車です。
製造にあたっては当時の車両課長がアメリカのブリル社まで見学に行き、同社がワシントン・ボルチモア・アンド・アナポリス電気鉄道に納入したハイスピードインタアーバン向け高床車に大きな影響を受けて製造をされたものです。
その為、びわこ号のデザインコンセプトはこのブリル社製インターバン連接車の影響が大きく、そのコンセプトをベースに寸法や重量を京津線の条件に適合させる形で設計されているそうです。

そんなびわこ号ですが、引退は早く現役の姿は見れませんでしたが、自分の好きな日車独特の流線形スタイルをしており、一目見ようと保存車をひらかたパークへ見に行ったことがあります。

６３　　９６．８．２９　ひらかたパーク

６３　　９６．８．２９　ひらかたパーク

６３　　９６．８．２９　ひらかたパーク

こちらがその時の写真です。
前後の台車を７００形に奪われた情けない姿で残っていた６３号車を保存にあたり、可能な限り登場時の姿に復元されて保存展示されていました。
個人的にはこの姿よりも晩年の姿の方が好きなのですが、それは身勝手というものでしょう。

晩年塗装のびわこ号

こちらはモデモの製品です。
細かいことを言い出すとキリが無いですが、全体に印象は良く感じます。

それなりのびわこ号

特徴的な日車形の流線形の形状もなかなか良い感じです。
ゴツすぎるテールライトや上向いたヘッドライトが気にならないではないですが、我慢できる範囲でしょう。

パンタとポール

なかなかな出来のパンタグラフ

特にこのパンタグラフは中々の出来ですね。
発売時からこのパンタグラフが気に入っていました。
Nゲージのパンタとしては優秀ではないでしょうか？

そんなびわこ号、実車は復活プロジェクトが展開されています。
再び本線を走ったりしたら速攻駆けつるしかなさそうです。
せめて構内走行風景だけでも見てみたいものです。