Friday, March 14, 2014

仙石線の73系電車(5)

仙石線の電車、最終回はインチキ103系こと72系アコモ改造車です。

クハ79605 79.3.29 陸前原ノ町
クハ79奇数車。
ジャンパ栓が旧形電車であることを主張するかのようです。

モハ72976 79.3.29 陸前原ノ町
こちらはモハ72の妻面です。

クハ79605 78.10.2 本塩釜ー西塩釜
塩釜の狭い路地を高架線に上るクハ79アコモ車。
街や道路とギリギリの距離感が独特でした。

クハ79609 79.3.30 手樽ー陸前富山

松島の湿地を行くクハ79。

クモハ102-3004 89.7.2 武蔵高萩

仙石線を本家103系に追われたアコモ車は何と本当の103系に変身、電化開業した川越線に転配されて活躍をすることになりました。
但し、3連での運転となったため、クハ79の片側一両が電装されてクモハ102となり、モハ72とユニットを組みました。溢れたもう片方のモハ72とは別れ別れになってしまいました。
それでも、同じアコモ車でも62系がそのまま短い人生を終えたのとは対照的です。

モハ103-3004 89.7.2 武蔵高萩

中間車のモハ103。
台車を見ないとモハ72時代とあまり変わらない雰囲気を残していました。

サハ103-3001 87.11.18 武蔵五日市

川越線に嫁いだ103系は3連での運用となり、モハ72の片方は溢れてしまい保留車となってしまいました。
結局、溢れたモハ72は電装解除の上、サハ103として青梅・五日市線で活躍を始めました。

クモハ102-3003 04.2.24 小宮ー北八王子

その後、またもや転機が訪づれました。
周知の通り八高線の電化開業に合わせて再び仲間は集められて元通りに4連を編成、晩年は冷房化改造も受けて天寿を全うしました。

クモハ102-3001 04.2.24 拝島

クハ79604改造で電装を追加したクモハ102ー3001。

モハ103-3001 04.2.24 拝島

モハ72の偶数車のモハ72974を改造したモハ103ー3001。

サハ103-3001 04.2.24 拝島

モハ72の奇数車モハ72971を改造したサハ103ー3001。

クハ103-3001 04.2.24 拝島

クハ79奇数車クハ79609を改造車したクハ103ー3001。
同じような趣旨でアコモ改造されて身延線に投入された62系電車が短命に終わったことを考えればニセ103系はそれなりの役割を演じ切れたと言えるのかもしれません。

6 comments:

  1. ローカル運用に終始した感の強い系列ですが、その中で唯一東京まで運用した車両もいます。
    サハ103-3003、これが武蔵野線6連の中に入りその特異さを際立たせていました。

    当時、AU712冷改車で室外機脇のランボードを後付する車両が数両ありその代役で組み込まれたもの。
    冷房使用時期ではありませんでしたが、ドア挙動やブレーキ作動の音を十分堪能できたものです。

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  2. 仙石線のアコモ72系、どことなく西武451系や相鉄2100系を思わせて良いですね。

    仙石線では乗れなかったものの、八高線では毎日乗っていました。

    本家103系とはどこか違うあの重たい雰囲気が大好きでした。

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  3. 12号線さん
    なんちゃって103系で東京駅まで来ていた電車があったとは知りませんでした。
    出世したもんですね。
    只今ひょんな用事で久方ぶりの仙台ですが、時間的にどうも仙石線見ずに帰っちゃいそうな感じです。

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  4. 宵闇さん
    そうですね。
    どこか重々しく感じるのは不思議ですね。
    多分、先入観が影響しているかとは思いますが。

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  5. クモハ102という形式は、1200番台と
    この3000番台だけ存在して、0番台が
    存在しませんでした。
    当時の民営化を控えた国鉄は、使える車両が
    あれば何でもありという感じでしたね。

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  6. つのすけさん
    クモハ102という形式はどうも響きがしっくり来ないですね。
    特に3000番台のこのお面でクモハはおもちゃみたいです。

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