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Saturday, February 1, 2014

鉄道コレクション 身延線

飯田線と身延線・・・・
同じ中部地方の電化私鉄買収路線で東西から色々な旧型国電が集結して走っていたのに、飯田線と比べて人気が今一つの身延線電車ですが、鉄コレでも漸く身延線本来の(62系ではないという意味で)旧型国電が発売になりました。

ラインナップは身延線と言えばこれ!という感じのクモハユニ44に、関西型国電らしいクモハ51の低屋根車、サハ48のクハ化改造車のクハ47、そしてクロハ59改造のクハ68と、どれをとってもそれっぽい車種が選ばれています。

身延線好きのChitetsuとしては個人的期待感一杯で購入した今回の鉄コレ、今回は残念ながら辛口記事になっちゃいましたです。

それでは早速発売品を見てゆきましょう。

身延線ラインナップ

前回の飯田線では窓周りのクリーム色に随分と乱れがアッってガッカリしましたが、今回はどうでしょうか?

う~む・・・

…う〜む、前のクハユニ56なんかと比べると随分改善されている気はするものの・・・やっぱり窓周りクリームはイマイチですね。
良品をセレクトしたつもりですが、やっぱりこれが鉄コレの限界なのでしょうか?
それともスカ色が難しいのでしょうか?

32系のクモハユニ44とクハ47、正面の彫り・特にサボ受けがぺっちゃんこでメリハリが無いのが気に入りませんね。
ちょっとガッカリです。
車体の基本的な部分は押さえているので、細かい部分やタッチアップ等、手をかければ良くなりそうですが、このままでは何とも・・・。

関東型クモハ51
こちらは中央線⇒京阪神緩行線⇒身延線と転身した関東型クモハ51です。
こちらの表情は宜しそうですね。
ただ、塗り分けが末期の貫通幌内側を塗り潰すタイプではなく、初期の塗り分けなのは一般的には違和感がありそうな気がします。
クハ68も同様の選択で、筋は通っているとは思いますが、敢えてなぜこの塗り分けにしたのか良く判りません。

・・・なクハ68
・・・・・・・・・クハ68です。
お面の印象が塗り分けの所為だけでなく・・・・何か違いますね(と私は思います)。
前回の大糸線の時はそんなに感じなかったのですが。
実車画像と見比べてみてください。

クモハユニ44800
クモハユニ44800

クモハ51818
クモハ51818

クハ47055
クハ47055
KATOのクハ47を見ていなければまた見え方が違ったのでしょうが・・・・
う~む・・・・・

クハ68019
クハ68019

期待が大きかった分、・・・。
それでは、実物編です。

身延線は東京から普通列車だけで行く当時の行動でも日帰り圏であったことと、親戚が甲府にあったことで、飯田線よりも足繁く通うことが出来ました。
最初に書きましたように身延線は飯田線と並んで戦前からの長距離電車運転区間であり、どちらも旧型国電博物館としての最後の牙城だったのですが、飯田線に比べると人気はいま一つでした。
沿線の風景が飯田線ほど風光明媚でなく南部・山間部・北部という明確な沿線風景の変化がないことも原因ですが、それ以上に低屋根改造された電車が敬遠されたこともあるのではないでしょうか?
低屋根改造はトンネル断面が小さいためにパンタグラフ折り畳み高さが架線までの安全距離が取れないために施工されたもので、初期の改造車は屋根全体を削っての改造が行われました(クモハ14やクモハユニ44)。そして、その後1970年前後からの転入車両はパンタグラフ部分のみを低屋根改造されました。
それまでの姿を見慣れた人にとっては衝撃的だったのでしょうが、私は年齢的に低屋根改造後の姿からしか見ていませんので、意外と平気だったというのも身延線に多く出掛けることができた理由かもしれません。

それでも車両のバラエティは飯田線ほどでは無いものの多く、2扉・3扉、クロス・ロングシート入り混じって配置されており、32系のクモハユニ44、クハ47、サハ45が多く配置されていたことや、関東型のクモハ60のスカ塗り姿などが見れ、各種雑多形式が編成を組んでいたのも魅力的でした。

身延線の電車は戦後70系にスカ線を追われた32系電車のクモハ14とクハ47を中心に永らく運用されていましたが、1970年を前に17Mの電動車・クモハ14が主に関西からのクモハ51、関東からのクモハ60が転入で淘汰されて顔ぶれが変わりました。
また転入とほぼ同時期にぶどう色からスカ色に車体塗装も変更されて活躍、その後は62系の投入に伴う篠ノ井線電車化に仲間の一部が転出をした以外は1981年の新性能化までは大きな変化はありませんでした。
また新性能化は当時としては珍しく転用でなく新造の115系によって置き換えられました。
身延線の編成は朝晩の一部列車が2両編成以外は基本4両編成で、富士方ではラッシュ時を中心に6両編成も見られました。特に6両編成時には115系並車体にアコモ改造された62系と戦前型電車が手を組むという見た目には不思議な光景も見られました。


クモハユニ44800 81.4.12 鰍沢口ー落居

鰍沢口付近をゆくクモハユニ44先頭の4連。
クモハユニ44の低屋根ぶりが良く解ります。
後ろにクハ55、クモハ51、クハ47と続く、身延線らしい編成です。

クモハユニ44800 81.7.22 富士


クモハユニ44形は全面低屋根改造をされた32系郵便荷物合造車で、全部で4両の仲間がいました。仲間は横須賀線から転属時に3両と1両に別れ、3両が身延線に転属し最後まで活躍しました。
3両の仲間から離れた1両は大糸線で活躍の期間が長く、その後に身延線に転属、再び全車が顔を合わせています。そのあたりは同じく横須賀線から大糸線に転属した飯田線のクモハユニ64とクハユニ56との関係に似ていました。

 パンタを畳んでしまうと本当に屋根がぺっちゃんこです。



クモハユニ44800 81.7.22 富士

こちらは同車の連結面側です。


クモハ51818 81.5.23 富士

鉄コレプロトタイプのクモハ51818です。
京阪神緩行線で主力で活躍したクモハ51形は主に静岡地区と岡山地区に転進しました。
身延線の電動車では主力車両になっていましたが、細部のディテールはバリエーション豊かでした。
こちらはクモハ51初期の東鉄形で、正面のウインドウシル・ヘッダーが関西型と異なり幌の内側の貫通扉まで回り込んでいることで区別ができます。

クモハ51814 81.4.8 柚木

こちらもほぼ同型のクモハ51814。
正面のHゴム窓の大きさが異なります。

クハ47055 80.3.3 塩崎ー竜王

中央東線甲府ローカル運用に充当されたクハ47055。
クハ47の51番以降は32系サハ48改造の制御車です。
見た目には類似形態で区別がつきにくいですが、ロングシート車もあります。

クハ68019 78.11.23 西富士宮
クハ68019。
クロハ59形の3扉改造車で、過去の経緯から変則的な窓割りになっており、クロスシートと窓の位置は全然合っていません。
飯田線にも仲間が複数いましたが、こちらのクハ68とは異なり便所付の400番台に改造されていました。
この仲間は大糸線、新潟ローカル区間などにも配置されていました。

今回の感想
やはり80分の1でちゃんと作ろう。と決心を新たにした身延線鉄コレでした。

11 comments:

宵闇 said...

なかなか良い出来映えですね。
今回は関東出戻りのクモハ51818のみ欲しいと思っていましたが、この出来映えを見ると欲しくなってきました。

スカ犬 said...

そうか、やっぱり1/80が欲しくなりましたかー!?
でも、そのうちド下等の鉄コレ潰し戦術により、同じものが出るような気もします。
そのとき再び、1/150でいいや、とお考えになられるかも(糞爆)!

chitetsu said...

宵闇さん
手を加えれば良いものにはなると思います。
塗装仕上げ系が残念と個人的には思っています。

chitetsu said...

スカ犬殿
今回は自分的には京急600以上に残念です。ある程度は想像していましたが、想像以上に残念であります。
塗り直しまでするんだったら80分の1で作ったほうがすっきりします!
でもK社が出したらまた悩むかも・・・。

Anonymous said...

20年以上昔の鉄道模型雑誌に身延線のクモハ51とクハ47をGM板キットなどを切り継いだ作品を発表された方がいたのを思い出しました。クモハ51はリベット車仕様にして クハ47は窓下をカットして腰高感を無くした苦心の作だったと思います。それが今では「箱から開けたらほぼ完成」品が安価で入手できてしまうなんて…。それだけに旧国への熱い思いが20年前よりも冷めていること痛感します。
今回製品は予約せず 貴殿の製品プレビューを拝見してから購入するか考えることにしました。何が何でも入手しなくてはという思いが年々薄らいでいるので、 結局宇部小野田の40系だけにしようかなと思った次第です。

maru-ha said...

やっぱ、chitetsuさんは買ってしましましたね!!

44は浅屋根と、1両だけ後パンの姿しか見てないですが、なんと言っても前パン深屋根がいいなぁ。
と思うけど、欲しくなりました。
(chitetuuさんはブラスの方が好きでしょうが、小生にとっては錆びないというのがGOODです)

chitetsu said...

匿名さん
20年前発表された作品は存じ上げないのですが、内容的にはかなりの拘りを持って作られた作品なのでしょうね。
こうやって簡単に完成品が手に入ることができるようになるのは嬉しい半面、こんな安直に手に入ってしまうことにどこか本心では寂しさを持っている自分もありますね。
やはり、無いものを自分の手で作り上げることの喜びというのを失いたくないですね。
今回の製品を買ってみて私はそんなことを感じました。

chitetsu said...

maru-ha殿
ちゃんと期待にお応えしました(笑)!
前パン深屋根の大糸線時代の姿は格好いいですね。
これも欲しい・・・。
貴殿にはプラ製品は発汗対策的にはgood!でしょうね(^O^)。

Anonymous said...

maru-ha様

大糸線時代のクモハユニ44を再現してみるのもよいですね。「前パン深屋根」に運転席にツララ避けの庇をつけてみては。車番を元々の003か改番後の000にするべきか悩むところですがほぼ原型の姿でした。

なにわ said...

21日頃に出なかったと思ったら、今頃出てきたわけですか。
出来栄えはともかく、オーソドックスな選択であります。60800とか出ないのですかね。
44はくさるほどいるし、買わなくてもいいかな。

chitetsu said...

なにわさん
車種選択は無難狙いですね。
次回があったら多少コアなところ行くんでしょうか?