Thursday, January 9, 2014

東武電車のレストラン

引退した車両を利用した列車レストランは全国何処でも見ることができました。
そして、その多くは一時的なもので、永続きしないものでした。
そんな分かり易い事例が東京近郊でもありました。

ED4022(左)、モニ1472(右) 90.9.1 吉川

こちらが、東武鉄道の車両を集めた電車レストラン『ステーキハウスペコペコ』です。
場所は埼玉県の吉川付近。
蒐集された車両は電車だけでなく、荷物電車・電気機関車から貨車までバラエティ豊かでした。
こちらの写真はその晩年の写真です。

モニ1472 85.8.10 吉川
こちらは出来てから間もない頃の姿です。
荷物電車に電気機関車と店舗に活用出来そうにない車両が通りから見えやすい場所に客寄せパンダとして置かれていました。
可哀想にもがれてしまった前照灯もこの頃は健在でした。

ED4022(左)、モニ1472(右) 85.8.10 吉川
こちらは戦時型電気機関車、ED4022と貨車の編成です。
後ろには御用済みの73系電車が並んでいました。

モハ7314 85.8.10 吉川
貨車の後ろに並んでいたモハ7314。
客室として使われていました。

モハ7325 85.8.10 吉川
90度向きを変えて置かれていたモハ7325。
後方に電気機関車の姿が見えます。
73系電車はこれ以外にクハ361が置かれていました。

モハ7325 90.9.1 吉川
こちらは6年後の姿です。
上がりきったパンタが可哀想です。

モハ7325 90.9.1 吉川
同じ車両を後ろから。
私は結局このお店に入ってステーキを食べたことは無かったですが、聞くところによると大層不味かったらしいです。
営業期間は短く、あっという間に廃墟化してしまったのでしょう。



6 comments:

  1. もう20年以上前になりますが、同じ場所を車で通過した際には既に別の事務所になっている様子でした。
    生憎上司との同行でしたので、詳細を把握できなかったのが心残りです。

    越谷にも系列店?でモハ7310を使った店舗あったようですが、こちらは最近閉まったとか。
    動物公園で朽ち果てているモハ7329含め、東武73系が現存0となる日が間近なようです。

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  2. おっちゃん、この記事おもろいです!
    90年、というところがまた微妙!
    電車レストラン、ではないですが
    ボクが上京した70年代後半、東京の郊外にはマズそうなスタンドアローンの「ステーキレストラン」がいっぱいありましたね!?
    一度だけ父と入ったことがありますが、
    遠慮がちだったボクはハンバーグにしました(爆)・・・
    すべてその後台頭したファミレにやられちゃったんでしょうね・・・
    マズかったのかな?
    それにしてもペコペコの看板塔、妙にアメリカンでカッコいいです。
    その下のビートルも気になります(核爆)!
    東武電車以外のコメントでスンマセン!

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  3. こんにちは
    記事を読みました。私は1986年ごろ高校の同期につれられて行ったことを思い出しました。ここで食べたステーキはまあそこそこといった味でした。それはともかく今は撤去されてなくなったことを考えると惜しかったなぁと思うことです。

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  4. 12号線さん
    他にも東武電車レストラン、あったのですね!
    このペコペコというお店は、社長が好き者のようで、他でも台湾の機関車を置いてある店を見たことがあります。

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  5. 犬ステーキ殿
    ステーキハウス、子供の頃は魅力的でしたね〜。
    でも私もお店に入ってメニュー見ると、たのむのはハンバーグステーキでした〜。
    写り込んで居るワーゲンは1964年式ビートルで10年ぐらいこの車であっちこっち行っていました。
    夏は暑くて死にそうでした。

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  6. 匿名さんはここで食事されたんですね。
    今考えれば、自分もせっかくの電車レストラン、体験しておけば良かったと悔やまれます。
    大抵は短命に終わるものですから。

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