ベルリンのSバーンは昔から鉄道雑誌でも紹介され、そのいかつい姿の『国電』の姿にドキドキしたものでした。
ベルリンのSバーンはポルトガルの市電(こちら⇒リスボンのポール市電)、ミラノのトラム(こちら⇒ミラノのトラム)と共に実物を見たかった電車ベスト3でしたが、西側都市とは言え共産圏に囲まれたベルリンにはなかなか行けませんでした。
そんな折の1989年の11月、劇的なベルリンの壁崩壊という歴史的出来事に、私はテレビの画面に釘付けになりました。
そしてそれから満1年も経たない1990年10月3日、悲願の東西ドイツの統一が実現するとの話。
これは、行くしかありません!
ということで、本当は10月の東西統一に合わせて行きたかったものの、仕事上の都合で行くことは叶わず、ちょっと後になった10月22日、遂にベルリンの地に立つことができました。
90.10.22 Zoologischer Garten |
フランクフルトからの夜行列車で到着したのはこちら、ベルリン・ツオー駅。
やはり、これまで見てきた西ヨーロッパの風景とはどこか違うものを感じ、若干緊張気味でした。
045 90.10.22 Zoologischer Garten |
本や先輩の話で聞く憧れの『ベルリン・ツォー』駅です。
そこにはどうしても見たかったSバーンがしっかりと走っていました。
自分にとっては涙モノの光景です。
90.10.22 Zoologischer Garten |
吊り掛けの轟音をドームに響かせて走り去るシーン。
045 90.10.22 Zoologischer Garten |
045 90.10.22 Zoologischer Garten |
391 90.10.22 Marx Engels Platz |
駅名ひとつとってもいかにもな駅名が沢山あります。
391 90.10.22 Marx Engels Platz |
右手の電車は左の電車の近代化版です。
90.10.22 Marx Engels Platz |
90.10.22 Marx Engels Platz |
90.10.22 Friedrich Strasse |
駅の設え、その全てが絵になる光景に興奮を禁じ得なかったです。
90.10.22 Friedrich Strasse |
駅をゆく人々も既に冬の装いです。
9 comments:
ヨーロッパでは写真「も」ヘタでおなじみのワタシですらナニを撮っても絵になりますがなぜでしょう?
やっぱりヨーロッパで生活してるとセンスも脳みそも変わるんでしょうね。
すばらしいお写真の数々、ありがとうございました!
最初の動物公園駅も、マルクス・エンゲルス広場駅も趣ありますね。とりわけ最後のフリードリッヒ街駅は、斜光線がきれいですね!
(海外事情は疎いのですが、フリードリッヒ街の由来はホーウェンツォウレン朝の中興の祖かな? もし、そうなら最後の2枚の絵のBGMは、バッハがフリードリッヒ2世に献上した「音楽の捧げもの」がイイなと、勝手に想像を膨らんでおります)
↑HN名書き間違えました。
ラスト2カットが素晴らしい!
この風景に最近の昆虫顔は全く似合いませんね
マルクスイヌゲルスプラッツ殿
ヨーロッパは何撮っても芸術家の写真みたいに見える気が僕もします!
同じ写真のアングルで撮っても山手線では絵になりません!
BachとEisenbahn大好きなmaru-ha さん
最初見たとき、誰かと思いました!
動物園駅も広場駅も昔のままの施設が大事にか、結果的にか残っていて、味わいがありました。
バッハ・・・う~む私にゃわかりません・・・。
Cedarさん
ご高評、ありがとうございます!!!
最近は変な昆虫顔の電車がここでも跋扈しているみたいですね。
chitetsuさん、
私もこのSバーンの電車が好きで、昔メルクリンの製品を買いました。
近々に写真をとれいんに掲載予定です。
(ネタばらしになりますが。)
E・NUKINAさん
このSバーン、メルクリンで模型化されていたのですね。
メルクリンの模型、昔カタログを買ってもらってボロボロになるまで見て楽しんでいました(一個も買いませんでしたが)。
掲載を楽しみにしております。
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