Sunday, September 2, 2012

電車庫モジュールの製作(18) 車庫実例観察 その1

前回、各種アクセサリーの製作の様子をご紹介しましたが、電車庫の内外のディテールを詰めてゆくには実物の観察が大切です。
そこで二回に分けて実例観察画像を見てゆきたいと思います。
第一回目は福井鉄道西武生の車庫の内外の実例を見て予習をしたいと思います。

以下、写真はすべて 95.10.3 西武生
西武生の電車庫は前後二棟に分かれています。
こちらは後ろ側の二棟目の武生方妻面です。
この一枚からも色々なことが学べます。


こちらは前後の電車庫の位置関係がわかる図です。
右が武生方の車庫、左が福井方の車庫です。
双方の車庫の間には線路が繋がっておらず、それぞれ反対側から入線する形になっています。


後ろの車庫の妻面のアップです。
車庫の中ではモハ81が更新工事中です。


上の写真をちょっと右に振った図です。
色々な部品類が至るところに置かれています。
この密度感、模型化は手強そうです。


車庫の脇には何やら用途不明の小屋があります。
スプレーで書いた「整理整屯」が面白いです。


張り出し室からは煙突が飛び出しています。


車庫の妻板部分には簡易なクレーンもありました。
こんなのも作ってみたいです。


車庫の側面には良く分からない張り出しが。
こんな所なのに木が生えているのも印象的です。


車庫内の風景です。
80形用と思われるたくさんの台車が分解修理中でした。


張り出し室の工具類です。
どれが何の目的に使うのでしょうか、私には良くわかりませんが、何かウキウキする空間です。


天井を見上げるとプーリーがあちこちにかかっています。
昔の町工場ではよく見かけた光景ですね。

次回は各地の電車庫の実例から拾ってみたいと思っています。

4 comments:

  1. 朝一にブログを拝見するといつも更新されているのが凄いですね!
    本日の西武生の車庫はとても刺激的です。
    大好きな福井鉄道はこの3年後の2008年に訪問し、西武生車庫を初めて見た時は余りに荒れ果てた建屋に愕然としたものです。
    車両をしっかり保守整備するのを優先し車庫の補修まで手が回らないのでしょうか苦しい台所事情を感じました。
    庫内は雑然としていますが古いものを大事に使っているのでしょう。工作機械などの設備は産業遺産ですね。
    庫内で吊掛け台車が分解されている様子などは堪らない光景で、どれもこれも大私鉄車庫見学会にはない地方私鉄ならではの魅力が溢れていますね。

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  2. 毎日の更新って大変ですネ
    西武生の工場は今も昔も変わりません。
    以前、簡易クレーンの内側辺りでタイヤ付け
    作業を見た事があります。今は外注かも。
    車庫と旧本社の間に消防車とその小屋が
    あります。模型で作ろうかと思ったが
    敷地が有りません(笑)

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  3. Katsuさん
    いつも見ていただき、ありがとうございます。
    そのうち息が切れてしまうかも知れませんが、取り敢えず基本毎日更新で頑張ってみようと思っています。
    西武生の車庫はまさに年代ものの集合体で、すごい状態だと思います。現場の方々は大変でしょうが、モデラーの観点からは宝の山のようです。

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  4. 常夜燈さん
    確かに車庫と本社の間に消防車と車庫がありましたね。
    今年訪問したら本社建物共々すっかり消えていました。

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