銚子電鉄の今を見てきました

先日、２２年ぶりに銚子電鉄を見てきました。

私にとって銚子という場所は物理的な距離とは別に、何故かとてつもなく遠く感じられる場所で、行きたいと思いながらも躊躇してなかなか行く機会を作れずにいました。
恐らくその原因は、小学生の時に海水浴で黄色い総武線１０１系と総武本線のキハ１０に立ちんぼうで行った時の暑さと時間の長さが必要以上に感じられて、トラウマのようになったからだと思います。
実際に行ってみれは、近年は高速も香取までつながりそんなに遠いところではなくなっています。
ということで、意を決して（それでも前日まで遠くてヤダ、なんて躊躇していました）最近得意の早起きをして朝暗いうちから銚子に向かいました。

デハ１００１　１２．９．７　本銚子

最初に向かったのはその後が気になっていた本銚子です。
基本、何も変わっていないその姿に懐かしさとあわせて保線状態とかを見るにつけ何故か寂しさをも感じてしまいました。
やって来たのは最近銀座線塗装に塗装変更をされたデハ１００１でした。
この塗装、想像以上に銚子の風景に馴染んでいる気がして一気にテンションが上がりました。

デハ２００２　１２．９．７　本銚子

こちらは元京王のグリーン車。側面は派手な広告がありますが、この角度から見ると京王時代を良く思い出させます。一面の緑のトンネルをセミの鳴き声に包まれながらやって来ました。
元京王の電車と路面電車レベルの架線が不思議な組み合わせです。

デキ３　１２．９．７　仲ノ町

９時を回ったので、仲ノ町を訪れました。
入場券を買って車庫の中を見させていただきました。
その見学スペースから秋の空に映えるデキ３を撮りました。
いつの間にか塗装が黒から元の銚子塗りに、ビューゲルもポールに変わっていたのですね。
良い感じです。

デハ２００１（左）、デハ１００２（右）　１２．９．７　仲ノ町

構内にはグリーンに塗られた元京王と丸ノ内線色のデハ１００２が休憩中でした。

デハ１００２　１２．９．７　仲ノ町

デハ１００２は台車を抜かれて整備中でした。
懐かしい姿です。
抜かれた台車は・・・見当たりません。
どこか外注に整備を委託しているのでしょうね。
模型でリフテイングジャッキをどうするか悩んでいましたので、それもこの見学ですっきりしました。

２０３９　９３．７．１　中野坂上

昔見たときのこれはこんな感じでした。
大きく張り出していたステップが特徴でした。

デキ３（左）、デハ１００１（右）　１２．９．７　仲ノ町

車庫をうろついている間に銀座線がやってきました。
折角なのでデキとツーショットです。
余計なお世話ですが、色がもう少しオレンジっぽかった気がします・・・。

２０４６　９３．７．１　表参道

昔見た末期の銀座線はこんな感じでした。
左右の窓の天地が変わって少しバランスを崩しています。
これは日立に行った仲間もそうでした。

デハ１００１　１２．９．７　本銚子ー笠上黒生

車庫を辞して再び沿線を外川へ向かいます。
銀座線がカーブに車体を傾けながらやって来ました。

デハ１００１　１２．９．７　君ヶ浜ー海鹿島

定番撮影地にて、暑さに殆んどめげながら撮りました。

デハ１００１（左）、デハ８０１（右）　１２．９．７　外川

終点、外川にはお役御免になったデハ８０１が残っていました。
平日だったものの、電車利用の観光客がそれなりに乗車していました。

お土産三点

車での訪問となりましたので、せめてもの応援のつもりで、いくつかグッズを購入しました。
デキのプレート、中々いい感じでした。
これで１，５００円なら納得です。

最初は躊躇っていた銚子電鉄訪問、行って良かったです。