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Wednesday, May 30, 2012

小田急線 喜多見駅とテスター

小学生の頃、小田急線の喜多見駅から歩いて10分強の所に叔父が住んでいました。
親に連れられ喜多見駅前から細い道を10分も歩くと辺り一面は田圃と畑が広がる田園風景に変わります。
田んぼの奥には雑木林も広がりまだまだ武蔵野の面影を残しており、ここも世田谷か・・・と子供心に思いました。
叔父は電気関係の技術者で、他の叔父が余り相手にしてくれない中、唯一私の模型の話等も熱心に聞いてくれました。小学生後半になって、レイアウトもどきをつくるようになると、電気配線のこととか解らないことが多く発生しましたが、その問題解決にはその叔父が相談相手になってくれました。
中学生になった年の正月、お年玉代わりに「将来きっと君は技術者になるのが向いてるよ。これ使って色々実験してごらん」と言われてちょっと遅めの進学祝いを兼ねてテスターをもらいました。
今なお現役・・のテスター
テスターをもらった時、すごく自分が大人になったような気がして、色々な物に当てると右に大きく振れる針の動きに感動したものでした。当時、針のついた計器に大変興味があり、当時流行ったオーディオのアンプのVUの針の動きなんて私にとってはもう憧れの的でした。
その時のテスターは40年近く経た現在も模型製作時に「今なお現役」で活躍中ですが、叔父の言うような技術者には数学の学力が及ばずに結局はなれず仕舞いでした・・。

このテスターを見ると喜多見の駅の風景が何故か思い出されます。
今は高架複々線になり当時の面影なんて片鱗もありませんね。
デハ3041 81.10.30 喜多見


私にとっては、喜多見駅の跨線橋に書かれた「喜多見」の駅名表示がすごく印象に残って脳裏から離れないのです。
丁度SE車が跨線橋を通過します。


二枚とも デニ1303 81.10.30 喜多見
デニもやって来ました。やはり跨線橋の駅名が気になります(・・・すみません、しつこくて・・・)。

デハ2221 81.10.30 喜多見
秋の斜光線を浴びながら2220形がやって来ました。
今から見ると昭和の郊外電車の面影が未だ残っていた気がします。
30年前の喜多見駅の超個人的な思い出の話でした。

2 comments:

katsu said...

懐かしいな~
喜多見駅は中学から大学生の頃まで通学で使っていた駅です。
私鉄好きになったのも小田急に乗っていたせいです。
この写真の駅は改装後で、子供の頃の駅は玉電砧線のような駅でした。
現在の高架駅からは全く想像もつかない寂しい田舎駅でした。
今度、三角屋根の駅舎とブログにアップしてみたいと思います。

chitetsu said...

katsuさん
学生時代に利用されていたのですね。
私の母方の実家が千歳船橋だったのでこの辺には縁遠くないエリアでした。かすかな記憶の中に茶色いHB車に乗ったような気もします。
小田急線のこの辺の区間は全く昔の面影がなくなってしまいましたね。
三角屋根の駅舎・・・小田急沿線に多く存在したタイプですね。郊外電車らしくて好きです。
懐かしい喜多見の駅風景ブログアップ楽しみにしております。