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Wednesday, May 23, 2012

1980年春、北陸電車巡り 北陸鉄道 浅野川線

石川線を後に次は浅野川線に向かいます。
こちらは金沢駅の脇の北鉄金沢から出ており、石川線とは異なりアクセスは良好です。
今回は車両写真ばっかりです。
モハ5101 80.3.11 内灘
終点、内灘に到着。各種電車がお待ちかねです。


モハ3563 80.3.11 内灘
現存車両の中では一番古臭いモハ3563が不似合いな急行のヘッドマークをつけて眼前を通過しました。


モハ3563 80.3.11 内灘
モハ3563サイドビュー。クハ1203と共に温泉電軌の生き残りです。
側面は原型を留めているものの、非貫通だった前面は北鉄お得意の改造で北鉄標準のお顔に変身しています。
基本的には予備車扱いであったようです。


モハ3011 80.3.11 内灘
近代的なモハ3011。
北鉄タイプの最終形という感じです。1957年の製造です。
台車も新しいものを調達しています。同型車ながら窓割りが異なる電車も居ました。
モハ3551 80.3.11 内灘
北陸鉄道として新造した現存最新電車がモハ3551です。1961年新造です。
モハ3011同様に近代的な外観ながら台車は恐らく手持ち品の使い回しでしょう。
クハ1212 80.3.11 内灘
制御車は4両居ました。
4両すべてスタイルが異なり、似たようなスタイルの多かった電動車とは対照的に変化に富んでいました。
こちらのクハ1212は北陸鉄道らしいスタイルながら、同じデザインをした同形は他にいません。
クハ1203 80.3.11 内灘
温泉電軌生き残りのクハ1203。
モハ3563とは元を辿れば同型であったはずですが、実車の印象は異なります。
固定窓は徹底的にHゴム化されています。

クハ1211 80.3.11 内灘 
クハ1212とは同形式扱いながら、共通項はあまり見当たりません。
こちらはまた安っぽいデザインだと思ったら案の定、自社工場製のサハだそうです。
後にクハ化されています。
クハ1001 80.3.11 北鉄金沢
トリは戦後の北陸鉄道としての純然たる新造のクハ車。
モハ3201とは同じスタイルでペアになる車両で、それなりに良くまとまったスタイルをしています。
このペア二両は路線の廃止などで一時別の線区に物別れになっていましたが、この頃は再び仲良くペアを組んでいました。
この訪問した頃までは新造時のスタイルの良さを留めていましたが、この後モハもクハもどんどんいじられてスタイルを崩してゆきます。
そのあたりの写真は次回以降にします。

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