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Monday, May 21, 2012

木造電車庫の検討(3)

引き続き、木造電車庫の試作を続けます。
当初は電車庫のみの試作だけにするつもりでしたが、やはり簡単なジオラマ風に仕上げることとしました。
理由は、①線路の車庫⇔アプローチ部分の前後の高さ関係に問題がないかを確認する意味で手前側の線路も工作して様子を見たいということや、②ベースより低い位置に来るピットを活用するには、床を嵩上げしないと折角のピットの印象把握ができないことです。
ということで、ベースのサイズから検討です。
シナベニヤに乗せて検討中。
手持ちのシナベニヤ(600×300mm)に乗せてみました。
線路二本だけでは詰まらなそうなので、手前に線路を一線追加することにしました。
折角作るジオラマですので、これを将来のモジュールに組み込みをすることができるように考えて配置を検討してみました。
ただ、手持ちのベニヤサイズでこのスペースを全て埋めるのはしんどい・・・ので、縦横共にカットし、400×250mmとしました。
手前の線路は、引込線にも本線にもどちらにも見える雰囲気にしたいと思います。
ピットの切り欠き加工。
サイズが決まったら、まず最初に行うのがピットの切り込みです。
カッターナイフでシコシコと抜きました。なかなか抜けず・・・ああ、腕が痛い・・。
ベース完成。
その後、シナベニヤを所定の寸法にカット、角材の補強を取り付けて全体ベースは完成です。
今回のベースは暫定的なものと考え、将来的にモジュールに組み込んだ時に支持できるように角材も小振りのもので製作しました。
そこに、車庫のベースを置いてみます。
枕木を貼り付け。
問題がなさそうなので、全体ベースに接着。
次に線路部分の調整に入ります。ベースを早速1.5mmのバルサで高さを調整後、Railcraft製の枕木を約10mm間隔でこれまた安直に両面テープで貼ってゆきます。
すべての枕木がつきました。
という訳で、工作方法は極めて安直なもので、鼻歌まじりで(というほどではないですが)枕木を全部敷設するのには30分程度で完了。
ゲージを当てながら線路敷設。
引き続き、レールを敷設します。
あらかじめ錆色に塗装しておいた70番のレールをいつもはスパイクしますが、今回はベース部分の状況等からゴム系接着剤で接着してゆきます。
線路敷設完了!
線路の敷設完了です。
接着剤だけでは心配なので、ある程度の間隔でスパイクを打っておきました。
枕木、地面の塗装。
枕木をバラスト散布前に塗装をしておきます。塗料はアクリルガッシュ、つまり絵の具です。
アンバー系と黒を混ぜつつ、薄く溶いて塗り重ねます。
地面が露出しそうなところは、タミヤの情景テクスチャーペイント「砂・ライトサンド」を塗ります。
バラスト撒きました。
バラストを撒きました。
これで、ジオラマ製作の峠は越えました。
あとは地面の乾燥をじっくりと待ち、余分なバラストを取り除いていよいよ電車庫を立体的に組んでゆきます。

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