岡山以降厚狭まで乗った電車は全部80系電車でした。
さすがは第一級幹線の山陽本線、軽快に飛ばす吊り掛け音を堪能する旅でした。
クハ86001 76.3.24 広島
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途中お世話になった80系電車の中からワンショット。幸運にもクハ86のトップナンバーに巡り合いました。正面三枚窓のクハ86は山陽本線に多くが配置されており、今回の旅で初めて対面しました。戦前型の半流電車と同じRで正面は設計されたそうですが、見た目には随分と印象が異なって見えます。
あと、どうでも良いことですが、この写真を見て「あれちょっと変じゃない?」と思われた方は、かなりの国電通と思います。
実は正面幕板側の塗り分けがイレギュラーで、本来の三つ窓の初期車の塗り分けは下が金太郎タイプながらも上は直線なのですが、なぜかこの車両だけ金太郎塗り分けになっています。
クモハ51067 76.3.23 福山 |
昔の写真を見るとこの左右ギリギリで撮っている写真がたくさんあります。
なんでこんなゆとりのない写真を撮るんでしょうか?と自分に問いたくなってしまいます(笑)。
皆さんもそんな経験があるんでしょうか?それとも自分だけなのかなあ。
それはさておき、自分的には国電の中でも大好きな平妻・前パン・幌枠付きのスタイルの電車で、模型でも作りましたので、合わせてご紹介します。
車体色は新幹線の窓部分の色と同じ青20号ということですが、実車を見てもどうもそんな風に見えませんでしたが、模型で「新幹線・青」を塗ってもやっぱり同じように新幹線の青に見えません。
仕事でもよく経験するのですが、色はその塗る面積によって別物に見えるものです。
クハ68070 76.3.23 福山 |
先ほどのクモハ51からパンタグラフを取っただけの同じ形のTc車になります。
ロングシートのクハ55平妻車をセミクロス改造したクハ68です。
クハ68096 76.3.23 福山 |
このスタイルの電車は、製造時期でリベット付とリベットなしがあり、この車両は後者のタイプです。
これで福塩線は終わりです。府中まで乗車することもなく、次の目的地、広島に移動しました。
相変わらず慌ただしいですね。
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