古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2017年9月18日月曜日

アメリカの鉄旅 その4 レイアウトツアー前編

アメリカの鉄旅、4回目はコンベンションのもう一つの楽しみ、レイアウトツアーのレポートです。

R/Rマークが目印

レイアウトツアーで公開されるお宅についての情報は、個人情報が多いのでラフな事前案内以外は参加者のみの公開となっており、実際にレジストレーションをしてからでないとどこにそのご自宅があるのかはわかりません。
情報をもらってから地図と各公開先のスケール、ゲージ、レイアウトとしての完成率、公開日時などを照らし合わせてどこに訪問するかを決めます。
勿論、よくわかっている方の事前情報も大変参考になります。


最初の訪問先

こちらは、最初の公開先です。
じつにゆったりとした郊外型住宅街に立地しています。
こんな機会がないとアメリカの個人宅潜入なんてできないので、レイアウトも興味津々であるのはもちろんですが、アメリカンな生活を垣間見る方も実は興味津々なのであります。
こちらのお宅は同行した名取さんのお知り合いということもあって、まずは表敬訪問も兼ねていました。

ご自身の販売コーナーも

人気のあるレイアウトはスペースの都合もあって、順番待ちになります。
その間は控え室のご自身販売コーナーも用意されていたりしました。
ティンバートレッスル3ドル強なんていう破格品もあって食指が動きます。

レイアウトは地下

順番が来ました。
案内されたレイアウトルームは地下にあります。
後で分かったのですが、あちらでは地下レイアウトが非常に多いようです。
湿気のなさも関係しているかもです。
もちろん湿気臭さはまったくありませんでした。

典型的なアイランド型

レイアウトは自宅敷地の地下丸ごとという大規模なもの。
とても全貌は写真では表現できません。

二層のレイアウト

壁に沿ってアイランド型があちらの標準的レイアウト構成ですが、二層式レイアウトもどうやら標準的のようです。

照明の工夫

上層に光線を阻まれた二層目の照明は今やテープLEDが主役です。
白色と電球色をうまく使い分けていました。


二軒目

二件目のご自宅です。
こちらは訪問者で結構な列になっていました。

やはり地下

こちらもレイアウトルームはやはり地下でした。

充実した工作室

階段の裏側は工作室になっています。
工作室の様子をみれるのも楽しみです。

コモの機関庫

エントランス付近にあった石造の扇形庫はC&Sというナローゲージ路線にあったのコモの機関庫のようです。
模型では人気があって、あちこちでこの機関庫を見ることがあります。
この石造機関庫、この後運よく実物を見ることになります。


上下昇降機構

こちらのレイアウトでびっくりしたのは、このエレベーターのようなもので、多層建てのレイアウト間を列車ごと載せて上下させる構造になっていました。
レイアウトは3層になっており、最上段の見えないところはヤードフロア、そして2層目と3層目が実際のシーナリーつきレイアウトになっていました。

拘った植生

今回お邪魔したレイアウトの中でもっともインパクトの強い仕上がりであったのがこのレイアウトで、細部の作り込みもさることながら植生への拘りも素晴らしかったです。

池もすごい

池の表現も素晴らしいです。

レイアウトツアー、後編につづきます。


4 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

Cedarも一度だけこういうツアーに参加しましたが、働きすぎ日本人にはどうしたら趣味にかける時間が取れるのか不思議でした。リタイアしてる人ばかりではないですからね~

chitetsu さんのコメント...

Cedarさん
ある方が日本人はアメリカ人の人生の三分の一しか楽しんでいない、と言っていました。
誰もがそうだとは言えない社会ですが、仕事へのスタンスが違うのでしょうね。

レサレサ さんのコメント...

コモの機関庫にあるような「ずんぐり短足のローカル線の機関車」は私は好きです。
(日本の国鉄機関車は9600以外はボイラに比べて動輪が大きいので新鮮ですし)

あとちょっと気になったのですが、最後の「池もすごい」の中央とやや左の水中にある、周りの岩と色が違う(やや茶色っぽい)のは流木と魚のどちらなのでしょうか?

chitetsu さんのコメント...

レサレサさん
池の表現ですが、左の水中のは魚、右手のは流木の表現でした。
写真ではあまり伝わらないのですが、すごく美しい作品でした。