その週末はSLフェスタが行われていて、通常走らない列車の運行を始め内容盛りだくさんのイベントが開催されました。
駄菓子菓子!
電車好きChitetsuは汽車より大好きなズームカーを見れることの方が密かに楽しみ・・・とはここを訪れる大概の人に向かってはなかなか言いにくいですね。
というわけで、ズームカーが走っていてくれることを期待して大井川へと向かいました。
実は私にとってはこれまでズームカー遭遇率は結構低く、訪問すると大抵1編成が検査入場中でもう一本が走るかどうかで、大概は近鉄特急独壇場に出くわしてスカを喰らうことが多く、どうも相性が今一つなのでした。
今回も近鉄三昧になりはしないかと心配しながらでありました。
モハ21004 16.3.13 新金谷 |
早朝の新金谷に到着です。
そしたら、ラッキー!
ズームカーが二番電車の仕業に入っていました。
モハ21004(左)、モハ21002(右) 16.3.13 新金谷 |
更に!
下り一番電車も何と!ズームカー!
ズームカーのご対面がいきなり撮れました。
これは幸先良いです。
一畑電車のズームカーが置き換えられている現在、初期高性能車の湘南顔電車であるここのズームカーは大変希少な存在になっています。
ここでは、皮肉なことに汽車以上に寿命が短い使い捨て電車の方がよっぽど貴重な存在であるのです。
モハ21004、3507 16.3.13 家山 |
それを証明するのがこの画像です。
京阪特急もここでは使い捨て。
富山地鉄では綺麗に整備して主力電車で活躍中ですが、ここでは既に廃車されて放置されています。
ズームカーは朝の家山折り返し電車です。
3008 16.3.13 家山 |
残念な傷み方になって放置され、最期の時を待つ京阪特急に哀愁を感じます。
鳩のマークも寂しそうに泣いてます・・・。
モハ21003 16.3.13 大和田ー福用 |
さて、ズームカーです。
こちらは朝の家山折り返し電車です。
普通列車の減便で物議をかもした同線ですが、朝はさすがにそれなりに走っています。
モハ21001+モハ21002 16.3.13 抜里ー川根温泉笹間渡 |
次は朝の一番電車で下ったズームカーを笹間渡の鉄橋で待ち受けます。
綺麗な光線でばっちり撮ることが出来ました。
天邪鬼な私は汽車が来る前に満足してしまいました。
モハ21001 16.3.13 塩郷ー下泉 |
更に折り返し電車もしっかりと。
データイムは2本の電車が単純折り返しをするだけのダイヤですので、待っていれば確実にやって来ます。
モハ7205 16.3.13 塩郷ー下泉 |
データイム運用のもう一本は新入りの東急車。
まさかの十和田観光経由の入線です。
去年池上線で見納めをしたダイヤモンドカット顔を再び見れたのはそれなりに良かったです。
モハ7305 16.3.13 塩郷ー地名 |
このお顔、単純な構造ながら、結構気に入りました。
前パンですし、切妻にしては良い感じです。
モハ21002 16.3.13 崎平ー青部 |
汽車はここで撮りました。
そして汽車が去って、誰もいなくなった河原をズームカーがゆっくりとやって来ました。
もう満足です。
モハ21001 16.3.13 駿河徳山ー田野口 |
最後の一本は大井川沿いで。
ズームカー満喫の一日でした。
14 件のコメント:
ええのう~
オレも逝ってみたい、大井川!
7200は池上線のも相当ヤバかったらしいので、スグダメになりそう・・・
8000顔の7200もいいですね!
犬井川鉄道殿
エエでした~!
ズームカーまつり、楽しかったです。
7200、確かにご本尊でもご機嫌ナナメだったですもんね。
車体が倉庫になる日が結構早いかも・・・。
なんちゃって前パン8000顔、結構気に入りました。
地元では東急=東横線なんですが、本当に日本全国何処にでも居る東横線ですね。
叔母が伊豆に行ったら、東横線のお古が来やがったと文句言ってましたが、
本州最北端から九州まで散らばり、インドネシアにも居ますよね。東横線。
アメリカ・バット社の規格の7000系の系列は、台枠の真ん中に鉄の梁が通してあり、
かなり頑丈に出来てる(日本国内の規定では梁は不要だそうです)と聞いたことがありますが、
古いステンレスカーの方が今の車両よりも頑丈だということもあるんですかね?
古い電車が動いているのはいいけど、観光鉄道なんだから、もう少し見てくれに気を遣ってほしいところです。せめて使わないのは金谷の側線に持って行って、「鉄」専用に特別料金(拝観料?)取れば、多少なりとも増収になるだろうし。
ご子息の受験が終了とのこと、お疲れさまでした。
ズームカーの2本並びとは本当にラッキーでしたね。
豊橋の元7200系の一部には上田交通経由で入線した車両がいます。
年次的には一番新しい京阪からダメになったのは、やはり半導体使用率が高いから、のような気がします。
車でも電車でも、ある年数越えたらアナログな機械式の物の方が維持しやすいんでしょうね。
ジモティーさん
東急の電車は全国どころかワールドワイドで拡散していますね。
確かに最近の車よりこの時代の車の方が頑丈なのではないでしょうか?
モハメイドペーパーさん
ごもっっとも!
私もそう思います。
台所事情があるとはいえ、もうちょっと何とかしてほしいです。
三等急電さん
ズームカー並びは初めて見ました。
いつもは相性が悪いのですが、今回はラッキーでした。
上田交通経由の豊橋というのがあるとは、知りませんでした。
赤影さん
やはり機械的な物の方が扱いやすそうですね。
身をもって体験していますものね(笑)。
chitetu様には大変申し訳ないのですが、元南海のズームカー自体自分は好きではありません。
かつて初めて一畑電車に乗った時、元西武車を置き換えた直後でした。
今でもこの電車を見ると憎き仇のような気持ちになってしまいます。
けれども車内のカバーのついた照明や車内の雰囲気は、関東私鉄にはない上品な香りが漂っていますね。
元十和田の7200系も十和田観光電鉄最終日に乗った事を思い出します。
東急時代の思い出も強いのですが、十和田の最終電車の中から吹雪の沿線風景を見た事を思い出してしまいます。
宵闇さん
好みは人それぞれですので、お気になさらずに〜。
確かに地方私鉄に移籍するということはそこの古い電車を追いさすわけですから。
十和田はステンレスになってからは行くことなく無くなってしまいました。
寂しい最後でしたね。
ああ…全く同感です。電車の「使い捨て」!
ここではどれだけの貴重な電車がもったいない末路を辿ったことか…。
もう少しなんとかならないものかと、いつも歯がゆい思いでいます。
esehokuさん
メンテナンスも悪く、地元の方の話では良く運休しちゃうそうです。
実際私も目の前でエンコして動かなくなった電車を見たことがあります。
これでは地元住民からは見放されてしまいますよね。
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