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2015年12月25日金曜日

27年前のクリスマス・プレゼント

27年前の1988年のクリスマス当日はエポックな日でした。

と言うのは、この日が日本中を走り回ったオリエント急行の最終営業運転日なのでした。
同列車はその来日以来随分とあちこちを追い回しました。

この前代未聞の客車列車のイベントは西の方でも追い回している人が居ましたが➡このヒト 、私も同じような印象を持って行動する2か月間でした。

そのヒトの感想はと言うと、、、

・・・・1987年さよなら国鉄、こんにちはJR 客車や電車、機関車には巨大なお名前シールが貼られ、もはや撮りたいものなし・・・
そんな中、1988年にやって来たのがオリエント急行でした。
どうせジョイトレに毛がはえたようなモンと思いつつも、散歩がてら近所の踏切へ
・・・・この列車が国内最初、パリ発東京行きです。
定刻、ゆっくり通過する列車を見て、なにこれ、うっわーとかわけのわからない声だして鳥肌がたってしまいました。
それからといふもの、2ヶ月のおっかけの日々がはじまりました。
皆さんは見ましたか?


皆さんはどうでしたか?
そんなの知らない、そういう方も結構多くなっていますよね。
国鉄民営化から間もない頃の話ですから。

さて、本題です。
その最終日の運行を見届けようと向かったのは早朝の水上でした。
最後の上り列車は水上で機関車交換で長時間停車の予定なので、欲張って水上以遠で一回撮ってみたかったので、冬の早朝で時間的にはかなり厳しいのですが挑戦することにしました。

現地には真っ暗なうちに到着。
窓の外では雪がしんしんと降っていました・・・。
明けやらぬ時間帯な上に吹雪まで吹き付けた最悪なコンディションの中、通過時間は刻々と迫って来ます。
時計と空を睨めっこしているうちに予定時刻が迫ってきました。
これでは撮影無理か。。。。

88.12.25 湯檜曽ー水上

そして、微妙な明るさのまま、目的の列車は来てしまいました。
もう、運を天に任せて無理矢理シャッター切り続けました。

88.12.25 湯檜曽ー水上

吹雪を突いてやって来たオリエント急行はEF64重連。

88.12.25 湯檜曽ー水上

雪の中、カーっという独特の音をたてながら眼前を通過してゆきます。

88.12.25 湯檜曽ー水上

豪華な客車の車内は未だ眠りの中のようでした。

88.12.25 水上

水上で小休止。
ここで機関車が変わります。

EF58 61 88.12.25 水上

ここから終点上野までのアンカーはこのお召機が牽引します。
これがお目当てだったのですが、雪は相変わらず強く降り墨絵のような写真しか撮れませんでした。

EF58 61 88.12.25 津久田ー敷島

気を取り直してメインディッシュの撮影ポイントへ移動です。
お召機とオリエント急行の組み合わせはこの2日前にD51復活劇で上野を発った時とこの時の二回だけでした。

 88.12.25 津久田ー敷島

ロイヤルエンジンに牽引された重厚な青い列車はあっという間に眼前を通過してゆきました。
正にこれこそ一期一会です。
客車の煙突からは暖房の煙がたなびき、石炭の香りが残りました。

 88.12.25 津久田ー敷島

一期一会の出会いは朝飯前にあっさり終了。
陽が上るのを待って普通列車を撮ります。
当時は何とも思わなかった165系も今となっては思い出の電車です。

EF65 1109 88.12.25 与野ー北浦和

夕刻、東大宮に向かう回送列車で最後のお別れをします。



88.12.25 与野ー北浦和

朝の吹雪が嘘のような関東平野の青空の中、ゆっくりと回送列車は通過してゆきました。
これで空前絶後の列車の二か月の活躍も見納めです。
(この後の回送列車はこちらをどうぞ➡http://seishunm.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

以上、27年前のクリスマス・プレゼントの想い出話でした。
こんなプレゼント、二度とないだろうなあ。

6 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

これこそ、大人のイベント列車ですね。これなら撮影したい!
最近の『或る列車』とかレトロ電車とかは、偽物感満載で腹が立ちます。

chitetsu さんのコメント...

Cedarさん
外国の客車が日本を走るというのは、アナウンスされた時でも信じられなかった出来事でした。
品川でお披露目があった時に実物を見てその存在感に鳥肌が立ってしまいました。

青春M さんのコメント...

あああ〜雪の中の64重連に5861のNIOE、かっこよすぎです
こんなことならもっとちゃんとしておくべきでした・・・ブログ(爆)
なるほど「カー」ですか、うまいこと言うなぁ
でもほんま、最高のクリスマスプレゼントでしたね〜〜〜

chitetsu さんのコメント...

青春Mさん
NIOEが全国を走り回った2ヶ月間は東奔西走して興奮しましたが、やはり最終日の上越線が一番印象的でした。
翌日の回送を狙いにまたもや早起きして根府川行きましたが、時間間違えたらしくスカでした〜。

maronefu さんのコメント...

ご無沙汰をしております。雪の中のオリエントEXP…痺れますね!
私は、広島駅での出発式を見に行きました。紹介されていた、パンフレット、記念入場券(硬券!)も手元にあります。
セノハチ越えは、65PFの重連でしたし、仕事中に並走したこともありました。地元で追っかけをしたことが懐かしく感じられます…

バブルの産物ともいえる、あのような企画…二度とないでしょううね。
懐かしい画像をありがとうございました!

chitetsu さんのコメント...

maronefuさん
こんにちは。
この列車が走った二か月は特別な日々でしたね。
でもあんな列車が走れたのはまさにバブルの産物なのでしょうね。
貴重な経験でした。