古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2015年11月1日日曜日

山陽電車の現役時代の吊り掛け電車  雨の東垂水駅

先日リベンジ訪問を果たした山陽電車の東垂水駅。
こちら➡http://tsurikakedensha.blogspot.jp/2015/10/blog-post_31.html
折角ですので、雨に祟られた35年前の訪問時の様子を記事にしたものの、画像が何ともなシロモノなので長期間放置していたものを公開いたします。

当時、カメラを向けたのは吊り掛け電車のみ。
2000系や3000系は一枚も撮っていません。
勿体ないことをここでもしています・・・。
それでは、どうぞ。

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1980年春の旅行は大旅行でした。
北陸電車めぐりをした後に関西の見ていない電車めぐりへと続きました。
既に、山陽電車については東二見での電車レポートなどが紹介済みです。

80.3.14 東垂水

さて、北陸方面から夜行列車を降りて眠い中、車窓を見ながら撮りやすそうな駅を物色します。
そして下車したのは山陽電車の東垂水駅でした。
天気は生憎の雨でしたが、日を選べませんので予定通りやってくる電車を撮るしかありません。
山陽電車とはこれが初めての出会いです。

318 80.3.14 東垂水

こちらの電車で氷雨の東垂水までやって来ました。
どんな電車が走っているのかもそれほどの知識なしにこの駅に降り立ちました。
ホームの上屋は跨線橋の前に申し訳程度しかありません。
ここでやって来る電車を待ちました。


278 80.3.14 東垂水

最初にやって来たのは278を先頭にした270形の3連。

272 80.3.14 東垂水


二扉の270形は前パンタと後ろパンタの二種がありました。
オールM3連の新開地ゆき。


287 80.3.14 東垂水

上の電車の後追いです。

307 80.3.14 東垂水

こちらは300形の307。
200形の更新車の300形は270形より一回り小さい車体が特徴です。
この更新改造はかなりケチってなされたものと言われ、270形を短くして車体各部を簡素化したようなスタイルになっています。車体の雰囲気はどこか新京成の更新車も彷彿させるものがある気が自分はしてしまいます。
最初の改造はドンガラだけメーカーで作ってもらって、後は自社工場で艤装をしていたようです。

ラッシュ中心に運用されたというこの電車は、たくさんやってきました。


314 80.3.14 東垂水


新開地方の先頭車の314。

332 80.3.14 東垂水

中間車の332。
T車かと思いきやM車です。
次位の電動車は初期型の前照灯が埋め込みではなく引っ掛け式ですね。
こちらが先頭の姿を見てみたかったです。

315 80.3.14 東垂水


殿は315。
つまり、300形はオールMの4連だったのですね。
当時は知りませんでした。

311 80.3.14 東垂水

この後のネガも300が続いています。
似たような電車が多く、寒いのでちょっと飽きてきました。
この電車を撮った後に東二見に移動して例の驚愕の車庫風景に出会います。
こちら➡http://tsurikakedensha.blogspot.jp/2013/11/blog-post_14.html

10 件のコメント:

サンヨー犬郎 さんのコメント...

いま、こんなんが東垂水にやってきたら大喜びですね!
山陽本線に181系が来るよりうれしいかも!
いずれにせよ、普通に乗ってたハズなのに写真はおろか記憶にもない
残念なことをしましたー!

chitetsu さんのコメント...

サンヨー犬郎殿
そうですよね~。
今来たら興奮して鼻血が出ちゃうかもです。
当たり前の時の当たり前電車はそんなもんでしょうね。

地元糞M さんのコメント...

ああ嗚呼・・・地元糞Mより多い山陽旧型写真(核爆)
300は車端にイスがなく、なぜかそこのスペースだけは好きでした
スタンションポールもあったような・・・
懐かしいです。雨がいっそう郷愁を・・・・ありがとうございますぅぅぅぅ

chitetsu さんのコメント...

地元糞Mさん
あれっ、そうですかあ~!
車内にスタンションポールなんかあったんですか!
乗ったはずなのに、すっかり忘れています。
当日は海からの風もあって寒い朝でした・・。

モハメイドペーパー さんのコメント...

 驚愕の車庫風景、今書いている原稿の参考になりました。
写真の中の256は、建屋に隣接する倉庫のような形で現存しています。

chitetsu さんのコメント...

モハメイドペーパーさん
参考になってなによりです。
殆どの廃車体は整理されたようですが、256は残っているのですね。
東二見の車庫は自分の中で一番びっくりした車庫でした。

Cedar さんのコメント...

安普請だという300形は、Cedarの好きな京成100形に似ていて好きな電車でした。
旧車の台枠利用の小形更新車、西鉄20形とか近鉄460形とか、ああいう地味電好きなんですね。

chitetsu さんのコメント...

Cedarさん
300形と京成の100形あたりは似た雰囲気を持っていましたね。
この時期のこの種の更新車には共通の雰囲気というのがある気がします。
個人的には模型で何両か作りたいと思いながら・・・・
作れていません。

宵闇 さんのコメント...

山陽の吊り掛け電車の乗れなかった事を今でも後悔しています。

ワタクシが小学校3年生だった頃保育社カラーブックスの私鉄電車シリーズで紹介されたのをすごくよく覚えています。
この時代台車が転がり軸受の車両が主流だったのに京阪の軌道線とここだけは平軸受の車両が多くてそれもまた目を輝かせたものでした。

しかし4年生の夏休みが終わった頃270型のさようなら運転を最後に全滅したよと聞いてとてもがっかりしました。
今では姫路モノレール序によく山陽は乗るので、あの時行かなかった事をとても悔やんでます。
個人的な話ばかりですみません。

chitetsu さんのコメント...

宵闇さん
私鉄の電車はコロ軸受けに改造していることが多かったですね。
山陽電車の旧型車は結局これっきりになったのが悔やまれます。