古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2015年8月22日土曜日

ヨーロッパ鉄道の旅後半戦  レーテッシュバーン その4~ベルニナ線の併用軌道

ベルニナ線はレーテッシュ鉄道の中でも線形が厳しく、他の線区では見られない鉄道風景が多く存在します。
その一つに路面併用軌道区間が挙げられます。
これは、併用軌道好きの私には看過できないポイントです。

3507 15.7.21
 TiranoーCampcologno

こちらはベルニナ線の併用軌道として有名なティラノ付近にある併用軌道で、立派な教会と一緒に写せる定番ポイントです。

背後の教会も立派な建築ですが、その奥の山の中腹の教会は10世紀ごろに建てられた建物だそうです。


 15.7.21 TiranoーCampcologno

上の写真の奥から振り返った様子です。
線路はランナバウトの一角を掠めるように交差点を通過します。


15.7.21 TiranoーCampcologno

列車からみるとこんな感じです。
まるで建物の間に吸い込まれてしまうように見えます。

15.7.21 TiranoーCampcologno

慣れない車は、こんな列車の出現に慌てて車を避けます。

56 15.7.23 LePrese

有名なのはティラノの上記の場所ですが、それ以外にも長短取り混ぜて4か所程度似たような併用軌道区間がありました。
そしてベルニナ線の併用軌道は、イタリア語圏のエリアに集中しています。

こちらがその中で一番長い区間のあるLePrese駅付近の様子です。
こちらの写真は走行中に見えますが、駅に停車して客扱い中の様子です。
つまり、ホームらしいものは無い駅ということです。

 15.7.23 LePrese

少し歩いたところの様子です。
この併用軌道、結構萌えます。

3512 15.7.23 LePrese

こちらは上の写真付近で振り向いた場所で撮ったティラノ行き電車。

3502 15.7.23 LePrese

こちらは撮影後に駅のホーム?から撮った様子です。
近代的な電車とミスマッチな風景です。


9922 15.7.21 Campcologno

前回ご紹介した旧型電車が休んでいる引込線。
この引込線付近の線形も興味深いです。

 15.7.21 Campcologno

振り返るとこんな感じで本線と接続しています。
それでは、駅はどこかというと・・・

15.7.21 Campcologno

上の写真の画面左端に立って振り向くとこんな感じでいきなり併用軌道になり、道路のど真ん中を線路が斜めに横切るように走って川を渡ります。

 15.7.21 Campcologno

そして、川を渡り切ったところの様子です。
こちらが駅です。


6 件のコメント:

宵闇 さんのコメント...

なかなか楽しい沿線風景ですね。
ちょっと往年の東武日光軌道線を彷彿とさせますね!

レーテッシュワーン さんのコメント...

こりゃすげー 

Cedar さんのコメント...

蟷螂電車でも、これなら許す!

chitetsu さんのコメント...

宵闇さん
日本では今やありえないような線路風景が罷り通るのが海外の鉄道の魅力であります。

chitetsu さんのコメント...

レーテッシュワーン殿
モケーみたいなものが当たり前にあるのが楽しいです。

chitetsu さんのコメント...

Cedarさん
蟷螂さんもこのシチュエーションなら免罪符OKですね〜。