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2015年2月14日土曜日

1991年2月 富山地方鉄道 電鉄富山駅

今から25年前の1991年2月の能登半島の旅(こちら⇒25年前の今日・・・・能登半島の旅)のスタートは富山でした。
これは、私が富山地鉄を見ないで能登半島に汽車を見に行くと電車分不足で精神不安定になってしまいそうなので、リクエストして友人との待ち合わせを富山にしたものです。

クハ12 91.2.9 電鉄富山

電鉄富山駅です。
名鉄からの3800系電車が最後の活躍をしていた頃です。
こうやって見ると屋根の小さなガラベン、随分浮いて取り付けられているのですね。

 91.2.9 電鉄富山

2月の富山ですので、相当量の積雪を覚悟してきたのですが、ご覧のとおりほぼ積雪ゼロでちょっと拍子抜けしてしまいました。
この年は雪が少なかったのかも知れません。
それでも、ポイント周りには水が盛大に掛けられていました。

モハ14753 91.2.9 電鉄富山

編成の先頭は運輸省規格型のモハ14750形。
良くぞここまで・・・と言う位、あちこち弄られています。
逆に言えば、それだけ可愛がってもらっていたと言うことでもありますね。
規格型電車では一番手をかけてもらった電車と言って過言では無いでしょう。
スノープラウを付けた精悍な姿で宇奈月温泉を目指します。

モハ14712 91.2.9 電鉄富山

殿はモハ14712。
同じ規格型電車ながら、こちらのほうが安普請な印象を受けます。
それでも、こちらの電車も台車を換えてもらったり、結構手厚くメンテナンスされていました。
ホームの壁には今も昔もカラフルなサボが常備されていて、見ていて楽しいです。
この頃は14760形以外はサボ掲示でした。

モハ14712 91.2.9 電鉄富山

そのモハ14712の車内です。
クロスシートと都会では御法度になった手前に開く古典的とさえいえそうな木製の貫通扉の組み合わせが超ミスマッチです。


クハ173(左)、クハ16(右)
91.2.9 電鉄富山

当時の主力電車が顔を並べました。
地鉄電車オリジナルの湘南顔高性能電車もそろそろおしまいですね。

クハ16 91.2.9 電鉄富山

近年の地鉄電車富山駅はこちらをどうぞ⇒富山地鉄2014

4 件のコメント:

青春M さんのコメント...

「弄られるのは、可愛がってもらったということ・・・」
ああ、なんということでしょう、そんな大人の考え方したことありません。
「なにすんねん、戻さんかい」としか言わないワタシは、どこかの山奥で修行してきた方がよさそうですね

chitetsu さんのコメント...

青春Mさん
何でこんなにすんねん〜、って言うぐらいこの規格型電車は弄られて、どんどん魅力が無くなっていったのですが、逆に放置せずにここまでされても使っていこうという姿勢は、懐事情があったにせよ可愛がられたんだな、と感じました。
コメントありがとうございました。

三等急電 さんのコメント...

ごつかったり窓が小さかったしてあまりして外見が良く無い車両の多い運輸省規格型の中では、オリジナル姿のモハ14750形はなかなか良いスタイルでした。
長野電鉄の同系車はあまり手を加えられず対照的でした。
内開きの貫通扉は戦前の関東国電(正確には省電かな)で多く採用されていましたが、桜木町事故のときに満員で開けられず被害が拡大したことから引き戸に変更されました。
近年では大邱地下鉄放火事件の関係で、6000系のきのこ形貫通路がなくなったり扉が自動的に閉まるようになりましたね。

chitetsu さんのコメント...

元・いきもの部長さん
運輸省規格型の中ではこの電車はバランスが取れていましたね。
内側に開く貫通扉は、例の事件以降全国的に無くなっていたのかと思っていたので、見たときはビックリしました。