古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2014年9月9日火曜日

30年ぶりの再会~FO(フルカオーバーアルプ鉄道)の機関車

本日は、不人気の噂高い海外ネタです。

30年ぶりの再会~。
と言っても初恋の人との再会ではありません。
大学卒業の時、当時始まったばかりの『リクルートヤングツアー』という、格安往復航空券+最初と最後の宿泊地だけセットになったパッケージを使っての初めての海外旅行でヨーロッパ旅行に行ったのですが、そこで一目惚れした車輛が二つありました。
そのうちの一つの車輌に30年ぶりで模型で再会したという他愛の無いお話です。

BEMO製の電気機関車

こちらが、某銀座の4階で購入した電気機関車です。
箱はボロボロ、でも中身はまあまあ大丈夫でした。
BEMO製品、30年ぶりの出会いです。

購入のきっかけは、先日この車両とは氷河急行で直通しているRhb(レーティッシュ鉄道)の電車模型(こちら⇒スイスの『クモロハ』電車)を久しぶりに開封したことから始まりました。
初めての海外旅行で出会ったスイスのメーターゲージの車両たちとそれを87分の1で精密に再現されたドイツの模型メーカーBEMOの模型は大変魅力的なものでした。
車両のスタイルも私的には海外ものでも比較的なじみやすいデザインであることに加えて、その模型の出来栄えはプラ製品としては感動的でした。
旅行先の模型店でその製品を見た時はお土産に一も二もなく購入を決めたのでした。
ただ、悩ましかったのはゲージの選択でした。
BEMOでは、スケールに近い12mmのHOmと導入しやすい9mmのHOeの二種類がラインナップされていました。
その時にずいぶん悩んだ末に汎用性のありそうな9mmのHOeを選択したのが運の尽き・・・。
その後の日本で新製品を購入しようとすると大半が12mmのHOm版しか用意されていなく、そのうちだんだん興味が薄れてしまっていたのでした。

今回はその呪縛は無視して12mm製品に手を出してしまったわけです。
この先のことは・・・・
考えておりません・・・・ナンタルコト!!

取り付け部品いっぱい

箱の中にはユーザー取り付け部品がいっぱいあります。
以前よりこのメーカーの製品は後付けパーツが多いのが特徴でしたが、今回の製品はこれまたいっぱいあります。
でも・・・
説明書はドイツ語表記のみ。
一部用語以外殆んどわかりません・・・。
ドイツ語習ったハズナノニナア・・・。

部品取り付け完了

いっぱいあるパーツは独逸製品らしくなく・・・
結構上手く付かず、難渋しました。

結構、満足です。

でも、何とか全てのパーツを取り付け完了・・・フゥー。
30年ぶりに再会したこの機関車、手許に置けて結構嬉しいです。


34 84.3.1 Disentis/Muster

こちらが一目惚れした、フルカオーバーアルプ鉄道(現在は合併してマッターホルン・ゴッタルド鉄道)のHGe4/4I形電気機関車です。
フルカオーバーアルプ鉄道??
この名前はご存知なくても、『氷河急行』が通過する鉄道、と言えば何となくお分かりいただけるでしょう。
この機関車は戦前製のデッキ付き機関車です。
同機関車は1940年から1956年にかけて31から37号機までの7機が導入されたもので、今回モデルで再会した37号機は最終増備車で、戦後製のものです。

 B4231 84.3.1 Disentis/Muster

このとき乗車した列車は、有名な『氷河急行』では無く、ローカル列車でした。
ローカル列車の客車は氷河急行充当の車輛よりもずっと古いオープンデッキの2世代前の古典的な車輛が主力でした。

84.3.1 Disentis付近

この時は一部区間が雪崩で不通となっており、バスで代行輸送されていました。
その代行輸送のバスの車内から雪崩現場付近の復旧工事列車を見ることができました。

34 84.3.1 Bugnei

乗車した車内から見た沿線風景です。
時は3月の1日。
まだ、沿線は全くの冬景色でした。

33 84.3.1 NätschenーAndermatt

途中のNätschen(ネッチェン)で下車しました。
NätschenからAndermattに向かってはものすごい勢いで斜面を下ってゆきます。
そして、その下ってゆく自分の乗っていた列車や交換してやってくる列車が駅からでも撮れることが事前にわかっていたからです。
このふた駅間はスキーのコースにもなっており、列車をリフトがわりにしたスキーヤーも見かけました。


33 84.3.1 Nätschen

先程撮った列車(上の写真)がネッチェンの駅に進入してきました。


32(左)、34(右)
 84.3.1 Andermatt

こちらはアンデルマット駅での光景です。
この機関車は既に定期運用からは引退しているものの、今も3機が健在でその姿を拝めるのは流石スイスです。


2 件のコメント:

E.NUKINA さんのコメント...

何と偶然ですが、私も30年前の3月にリクルートヤングツアーで初めてスイスに行きました。
しかもBEMOも買いました。12mmでしたが。
現地でスレ違っていたかもしれませんね。
懐かしく写真拝見しました。

chitetsu さんのコメント...

E.NUKINAさん
それはまた偶然ですね。
現地で別行動の友人と会ったりもしましたので、何処かですれ違っていたかも知れませんね。