古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2014年3月19日水曜日

関西遠征の旅 (下・阪堺電車の巻)

関西大宴会(こちら⇒不純ヲタ交遊 関ヶ原を越える)の後はおっちゃんと一緒に・・・

14.3.9 心斎橋

心斎橋!

14.3.9 心斎橋

心斎橋駅の大きなドーム屋根とデザイン性のある照明がいつ見ても魅力的です。
建設当時の担当者の意気込みを感じます。

こちらの心斎橋の駅は少年時代に毎週半ドン(今やこの言葉も死後ですね)の父親とデパートで食事をするのに母親と良く下車した駅で、この駅といかめしい地下鉄電車の印象は、マルーンの電車を阪急宝塚線・石橋の踏切で眺めたのと合わせて私にとっての鉄道原風景の一つになっています。

7166 14.3.9 心斎橋

そして、長堀鶴見緑地線という馴染みのない電車に乗り換え。
この電車、毎日乗ってる都営大江戸線とそっくりですね。

・・・おっちゃんの大阪自宅にお世話になっちゃいました。

そして翌朝は・・・
類似記事がおっちゃんサイトでは結構前にアップ済みです(こちら⇒半壊電車の日)。

14.3.10 汐見橋

寒風吹きすさぶ中、徒歩で汐見橋へ。

モハ2231 14.3.10 汐見橋

何と朝のラッシュ時も含めて完璧な30分ヘッド!
これは都市の電車としては完全に終わってしまっているということです。
複線さえも勿体無い?
こんな路線が環状線の内側まで入ってくるところで起こっているのが不思議でさえあります。
汐見橋駅の脇には真新しい桜川駅が並んで建っているのに駅名は違うし、乗換客も僅か。
完全に見放されています。

14.3.10 住吉公園

そんな南海電車で向かったのは住吉大社駅。
住吉大社駅の一階には住吉公園駅があります。
この駅を含めて半径200m程度の間に住吉、住吉鳥居前、住吉大社前、住吉公園前と4つもの似たような駅名がひしめき合っており、たいへん紛らわしいことになっています。
その中で、ここ上町線の終点・住吉公園駅はこの間のダイヤ改正から超過疎路線と化してしまいました。

なんと始発が7:48、終電が8:24!
それ以外は電車が来ません!

何なのでしょうか、コレは!
徒歩数分で住吉鳥居前、住吉の電停があるので実害は少ないのでしょうが、びっくりであります。

モ502 14.3.10 住吉公園
7:43分、やって来ました!
始発電車!

モ502 14.3.10 住吉公園

この駅、数年後には無くなっちゃうのでしょうか?

モ162 14.3.10 住吉鳥居前ー細井川

駅前からすぐの住吉鳥居電停付近に移動します。
寒風の吹きすさぶ中、待つこと暫し。
変なケバイ質屋の広告電車ばかりがやって来ます。
そして・・・ようやくやってきました、目的のモ161形です。

モ170 14.3.10 住吉鳥居前ー細井川

続けざまにスカイブルーのモ161形がやってきました。
この色は老体にはちょっとケバい感じですね。

モ502 14.3.10 住吉鳥居前ー細井川

それでも、振り向いて何枚も撮ります・・・。

モ165 14.3.10 住吉

次の電停・・・と言っても本当に目と鼻の先ですが・・・で恵美須町からのモ161形も来ました。
この日は3両がご出勤のようでした。

モ702(左)、モ601(右)
 14.3.10 住吉
この風景ももしかしたら・・・・。

モ502 14.3.10 住吉

住吉公園に始発電車でやって来た都電カラーが帰ってきました。

モ162 14.3.10 住吉
続いてモ162もご帰還です。
このまま寝るのかと思ったら浜寺公園まで行くようです。

モ162 14.3.10 住吉
住吉のジャンクションを渡ったモ162。
良いですね、この姿。

モ162(左)、モ352(右)
 14.3.10 住吉鳥居前ー住吉

モ352との離合です。

モ502 14.3.10 恵美須町

その後は本数の減ってしまった恵美須町に向かいました。
すっかり冷たくなった体を喫茶店で暖めてから駅を覗いたら、またもや都電カラーとご対面です。

 14.3.10 恵美須町
この駅でお気に入りはこの詰所です。
どの角度から見ても絵になります。

14.3.10 通天閣
最後は通天閣見物。
久しぶりの阪堺電車、楽しかったです。
おっちゃん、ありがとうございました~。

12 件のコメント:

半壊犬 さんのコメント...

ついに上、中、下、揃いましたねー!
9日にマッハでお会いする前にこんだけ遊んでたとは!?
恐れ入ります~~!
10日は寒かったですねー!
さて、165号のブルー、ケバいですかね?
コレって復刻塗装?
なんだか大昔の阪神電車も高間本に「103系の遣いブルーより明るい色だった」という記述があり、それに近いものがあるのでは、とボクは好きなんですが・・・・
いずれにしてもお疲れ様でした!
こちらこそ楽しく遊ばせていただきました!

波多野 さんのコメント...

波多野です!
皆さん楽しそうで羨ましいです。ロックバンドをやっている身として、オンボロ軽自動車で全国のライブハウスを回ってはおりますが、行く先々で電車を見つけてはちょっと寄り道させて!と懇願する僕にメンバーは呆れ顔、、、やっぱり同好の方々で集まってあーでもないこーでもないと飲み明かしたり、仕掛かりの模型を見せ合うというのも楽しそうで、同好のコミュニティがない僕には羨ましい限りです。。。

nnishi1968 さんのコメント...

こんばんわ。
阪堺線の住吉以北の本数や、住吉公園への
本数が減っていたのには驚きました。住吉
公園の方は、廃止前提なのでしょうね。

恵美須町の駅は、平野線があった頃は、頻繁
に電車が出入りしていて活気があったのです
が、数年前に行った時には、すっかり寂れて
いた感はありました。

あべのに巨大な商業施設が出来て、本線が
天王寺側に変わってしまった様ですが、ある
意味、汐見橋線にも似ていますね。

chitetsu さんのコメント...

半壊犬殿
折角の関西と、ちょっと欲張ってしまいましたが、その分充実した一日ちょっとでした。
それにしても阪堺電車行った朝は寒かったですね~。
個人的にはあのスカイブルーは今一つ馴染めません。
シルヘッダーの金帯が気に入らないからと思います。

chitetsu さんのコメント...

波多野さん・・・
はロックバンドされていたんですね。
鉄道すきのロッカーといえばロッドスチュアートですね。
ライブハウス回りの合間の電車見学、なるほど興味ない人には気を遣いますよね。
頑張って密かに潜行してください~。

chitetsu さんのコメント...

nnishi1968さん
今回の阪堺線のダイヤ改正は将来を暗示するようなイヤな改正内容でしたね。
住吉で電車を見ていても恵美須町に行く電車、それ以上に浜寺駅前に行く電車が少ないのにはちょっと驚きました。

つのすけ さんのコメント...

住吉公園がとんでもないことになっている
ようですね。
汐見橋より酷いようですが。
恵比寿町方面も減便ですか。
去年行っておいて正解でした。
来年の正月の住吉大社はどうなるのでしょう。
今年の正月、火災で新幹線が止まり、大阪
に行けなかったのが悔やまれます。

Cedar さんのコメント...

やはり大阪市はNYシティに似てますね。多くの路線(事業者)がてんでに線路敷きまくり、結果共倒れたりする。商人の街、キャピタリズムの結果ですね。分かりにくいコメントスミマセン。

chitetsu さんのコメント...

つのすけさん
住吉公園の扱いは随分なものですね。
どういう趣旨でこんな中途半端なダイヤにしたのか不思議です。
先は暗そうですね。

chitetsu さんのコメント...

Cedarさん
仰るとおり、東京のお上至上主義の街では起こりえない展開かもしれませんね。
阪堺間は三つ巴、流石に競合路線が多すぎますよね。

伊豆之国 さんのコメント...

阪堺電車は、もう30年余りも前に2度乗ったきりですが、歩道もない道路の真ん中を堂々と走ったり、所々で専用軌道に入ったりと言った光景は、少年時代に慣れ親しんだ「玉電」と相通ずるところがあって、ある意味では親しみを感じた路線でした。昭和1桁生まれ、80歳を過ぎてもいまだバリバリの現役の160型は、同世代の「玉電」の30・40形が廃線と運命を共にしたのと比べると、あの「緑の山手線」103系が今も健在というのと合わせると、JRも私鉄も車両を「使い捨て」にしているような印象の関東と比べ、関西のほうが車両を長く大切に扱うという精神が読み取れるように気がしてきます。
朝の数本しか電車がやってこなくなって、一転して「大都会の秘境駅」と化した住吉公園ですが、すぐには廃止せず残したというわけは、とりあえず当分の間は「初詣など住吉参りの大勢の客を捌くための臨時ホーム」と、日中の「留置線代わり」の役目として残しておく、と言うことなのでしょうか。

chitetsu さんのコメント...

伊豆之国さん
仰るように阪堺電車は意外と狭い道を走っていたりしてどこか玉電に通じるものがありますね。
道路自体も大都市の路面電車が走るような条件の割には交通量はそれほど多くなく、どこか不思議な光景が展開されている気がいつもします。
電車にたいする考え方も東西の意識が違いますね。
諸般の事情があってのことではあるでしょうが、それだけでない部分もあるような気がします。