このまま1両で完成させるのでは可哀相なので、相方の電動車も同時製作することにしました。
相方に選んだのは、一昨年の蒲田の模型ショウの会場(こちら⇒京急蒲田駅見物と模型ショウ)でレールロード高間さんブースで入手したジャンク品。
車体は合計で1,500えん也。
Nゲージを下回る大変リーズナブルな価格です。
ウインドウシル、ヘッダー工作 |
ネタは東武鉄道が継子扱いして、戦後の供出車として掃き出した元総武鉄道出自の電車です。
同車は琴電と上田丸子電鉄に譲渡されましたが、このプロトタイプは上田丸子電鉄へ嫁いだモハ4261です。
転籍後に手が加えられて制御方式の変更や乗務員扉の新設などが行われており、結構様子が変わっています。
同車は真田傍陽線廃止後に弘南鉄道に転籍して1980年まで生きながらえました。
710 81.3.9 高松築港 |
こちらは琴電で活躍中の7000形710の姿です。
この車輌は細身の貫通扉と運転台に付いた通風器が特徴の電車です。
上田丸子に行った電車はその貫通扉は埋められ、乗務員扉も追設されていますが、琴電車はオリジナルの面影を残しながら最後まで活躍しました。
さて、模型ですが、折角なので1両で2粒美味しいを狙って片側は非貫通、もう片方はオリジナルを留めた姿という設定にしてみました。
工作は板状の状態でシルヘッダーを半田付けすることから始めました。
板状車体最後の姿 |
板状車体時に加工できる範囲のものは全て行いました。
理由は簡単。
工作が楽だからです。
車体組み立て |
車体を箱状に組み立てました。
これから四隅を加工してRを付けていきます。
半田工作終了 |
車体四隅のR加工も終了後に残ったシルヘッダーを付けて、最後に鉢巻のように雨樋を半田付けして、車体の半田付け作業は終了しました。
次は木工工作になりますので、車体は塗装前と同じレベルで仕上げ・洗浄を済ませておきます。
屋根加工 |
屋根は木製です。
今回手元には旧型客車用の深い屋根板しかなかったので、相当量を鉋で削って成形しました。
屋根加工終了 |
上の写真は屋根加工終了、車体に接着後の姿です。
この辺りは毎回同じなので端折ります。
床板はプラ板 |
床板は通常は真鍮板+プラ板ですが、これも手元に適当なサイズの真鍮板が無かったため、プラ板重ね貼り構造としました。
台車仮設置 |
台車を仮止めして様子を伺います。
後方のクハニにだんだん追いついてきました。
8 件のコメント:
相変わらずのハイペースで目が眩みます。中越地鉄も大世帯ですね!
Cedarさん
おはようございます。
地鉄電車も数だけは増えてしまい収拾がつかなくなってしまっています••
そのうち前に作ったの忘れてもい1両作ちゃったりして。
ぜんぜん本題とは違うんですが、やっぱ、サイコーにラクちんなのは板の状態でのハンダ付けですよ、ね・・・・
ともかくおらのカツミ3500もどきはアングル一体でコテが入らず、結果、むちゃくちゃになりましたー!
今度見てわろてください(糞爆)!
いつもchitetsu様のレイルロードキットの組み立ては勉強になります。
車体と屋根板の間のアングル材はキットとは別に用意したものを取り付けているのですか?
ハンダヘタ犬殿
やっぱり板状の時に色々やっつけるのが一番楽です。
但し、その後の屋根工作はその分ハードルが高くなりますがっ。
宵闇さん
レールロードのエッチング板はメーカーが謳っているように、素材ですので足らない部分は自己調達です。
上下のアングルは別購入のアングルをこれまた別購入のスペーサー用真鍮帯材と組み合わせて半田付けしています。
日車のガソリンカー改造電車は「待避待ち」かと思ったら何と「増結中」だったとは。
失礼いたしました。
そういえば、東急も元池上の電車を継子扱いし戦後の供出車として掃き出しました。
こちらの譲渡先は、静鉄、庄内、京福でした。
元・いきもの部長さん
そうなんです。
折角なので、セット工作にに移行しました。
大手私鉄の少数派はどこでも継子扱いでしたね。
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