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2014年1月12日日曜日

南海の支線のような水間鉄道

南海本線の貝塚から出ている水間鉄道は、ほとんど南海の支線のような路線です。
おっちゃんサイトで最新水間鉄道のレポートがありましたので(こちら⇒わんわんレポート・水間鉄道の東急車)、連動企画で温めていた記事をアップする恒例・便乗商法です。

クハ1901 81.9.1 貝塚
こちらは南海本線。
貝塚駅を通過する懐かしの湘南顔特急・1001系を撮ったこの位置から右側に振り向くと下のような風景になります。

今は東急車の牙城になってしまいましたが、訪問当時は貴志川線同様、南海のモハ1201型の牙城でしたので尚更南海電車水間線的な印象がありました。

モハ508 81.9.1 貝塚

南海電車の田舎風ツートンカラーもお似合いですね。
私の鉄道、地鉄電車色みたいです・・・。

この鉄道の保有両数は少ないものの、元南海の1201形各種バリエーションが在籍していました。
訪問当時はご本尊・南海貴志川線に10両、ここ水間鉄道に12両、そして京福福井に16両の合計38両の1201系電車が活躍していました。

モハ1202 81.9.1 和歌山
因みにこちらがご本尊・南海電車で活躍中のモハ1202。

モハ2001 81.9.2 新福井
こちらが京福福井に譲渡されたモハ2001。

意図したわけではなかったはずですが、1981年のこの2日間で現役1201系電車をほぼ前部一気に見ることとなりました。

モハ508 81.9.1 貝塚
後ろパンタ・片運転台のモハ508。

モハ503 81.9.1 貝塚

こちらは戦中派の一段下降窓のモハ503。

モハ502 81.9.1 水間

こちらは終点の水間駅の様子。
バックに特徴的な水間駅舎が写っています。
電車は両運転台のまま残っているモハ502。

モハ507 81.9.1 水間

車庫には上のモハ503と同タイプながら片運転台のモハ507が休んでいました。
モハ509 81.9.1 水間
大きな二段窓・前パンタのモハ509。

サハ581 81.9.1 水間

サハ化されたサハ581。

モハ506 81.9.1 水間
左側にモハ252の廃車体が
こちらは戦中派のモハ506の連結面です。
ご覧のように色は違えど、ほとんど無改造のままモハ1201型各種が入り乱れて活躍していました。

モハ252 81.9.1 水間
左側に写っている当線オリジナルの電車、モハ252。
車体は1201系よりずっと若いものの、車体の大きさやメンテナンス面での統一性を図るために処分されたのでしょうね。

モハ252 81.9.1 水間
同じく側面の様子です。

モハ501 81.9.1 水間ー三ケ山口
この当時も水間線の沿線は住宅が密集していて走行風景は撮りづらかったなか、終点付近には辛うじてこんな風景が展開していました。
背景には水間の電車庫の屋根が見えています。

モハ504 81.9.1 水間ー三ケ山口
スタイルの異なる二両編成の姿は田舎電車そのものでした。


モハ503 81.9.1 三ケ山口

南海電車に統一された水間鉄道の訪問はこれ一回です。
このカットが結局最後の1カットになりました。
場所が場所ですし、当時はまだ同じような電車がまだ全国に活躍をしていたので、手が回りませんでしたが、もう少しじっくり見たかった鉄道でした。

6 件のコメント:

犬間鉄道 さんのコメント...

おっちゃん!
便乗記事、ありがとうございます~!
便乗というより大補強記事ですね!
1201系、ぼくの写真では長電のりんご色みたいですがおっちゃんの写真ではたしかに中越色に見えます!
252形って京急のパチもんみたいでほほえましいです!
南海貝塚の駅と電車は代わっても周辺環境は今もあんまり変わってませんね~!

nnishi1968 さんのコメント...

こんにちわ。

1201形は、更新修繕から間もないうちに昇圧
の為に廃車されたので、手頃だったのかも
知れませんね。
私も何度か見に行きましたが、当時は写真を
撮らずに乗るだけで満足していたので、記録
が殆ど残っていないのが残念です。

しかし、水間の塗装は地鉄電車そっくりですね。
南海から譲渡されたという想定で、そのまま
走らせても違和感なさそうです。

chitetsu さんのコメント...

犬間鉄道殿
1201系、自分も見た記憶はもう少し濃かったような気がするのですが、リバーサルでは結構明るい色ですね。
記憶が正しいのか写真が正しいのかわからなくなっちゃいました~。
252っていう電車、一生懸命作りました感があって可愛いですが、お釈迦になるのも早かったです。
貝塚、数年前に行きましたが、あんまり雰囲気は変わってないみたいですね。

chitetsu さんのコメント...

nnishi1968さん
南海の昇圧時にはかなり思い切った車両入換えが行われましたね。
行った当時もどの電車も綺麗に手入れされて走っていました。
1201形、地鉄電車でも増備したいです。

元・いきもの部長 さんのコメント...

水間は行きそびれました。
京福で1201系は見ていたことと、沿線風景が良くなさそうだったことが理由でした、
それ以前の旧南海小型車を中心とした雑多な車両たちが残っていたら出かけたかな?
それにしても、2日間で現役1201系のほぼ全てを一気に見たというのはすごいですね。
モハ251・252は、栗原電鉄M15形などとともにナニワ工機製の中小私鉄向け電車でした。
伊予や下津井を含め他社の車輛が比較的長寿だったのに、こちらは20年以下の短命でした。
中古の足回りが災いしたかもしれません。
当時、各地の中古電車を買い集めていた琴電にも拾われませんでした。
話は変わりますが、水間鉄道と言えば専業主婦から波乱万丈の転身をした女性社長が以前TV番組で紹介されていました。

chitetsu さんのコメント...

元•いきもの部長さん
水間線は仰るように沿線は住宅地で魅力的には今二つですね。
私も滞在二時間程度で撤収、福井に向かってしまいましたが、もうちょっとじっくり見ても良い車輌達でした。
学生時代の夏休みは電車早回りの旅の連続でした。
この時は近江ー野上ー南海ー水間ー阪急ー福井ー京福ー北陸ー地鉄ー富山港ー新潟ー蒲原と回りました。