個人というよりKBMCとしてのテーマに沿った作品でしたので、個人的な発表を差し控えていましたが、今回の軽便祭展示がひとつの節目になった気がするので、ちょっとご紹介したいと思います。
模型祭会場にて |
こちらの電車シリーズはKBMCの『下北南部電鉄』の規格に合わせて製作したもので、地鉄電車シリーズとは異なります。
架空私鉄『下電』の倶楽部共通の規格(サイズ、カラー、車番規定等)に基づいての製作で、動力装置も長時間の展示運転時の性能重視で、基本信頼性の高いNゲージ下回りを利用してスローが効き、ギクシャク停車等のありがちのストレスがないDCC運転を目指しています。
下電ラインナップ |
電動車の部 |
付随車の部 |
電動車モハ3304 |
元は三重交通のサニですが、電動車にしても違和感は無い気がしますが,如何でしょうか?
下回りは鉄コレ+DCC |
下回りは鉄コレ動力そのまんまです。
台車も鉄コレブリル台車をシラっ~と装備しています。
お陰様で、大変スムーズに走ってくれました。
DCC・チップLEDライトは標準装備です(以下同様)。
付随荷物合造車、サハニ310 |
これはキット素組み状態なので特記事項なし。
電動荷物合造車、モハニ3301 |
アートプロの三重交通モニ200のまんまです。
好ましいスタイルの元松坂線で活躍していた電車です。
下回りはKATO、EF64 |
下回りは勿体無くもキット付属動力を無視。
KATOのEF64を挿入しています。
サイズ的にはぴったり。
こちらもストレスフリー走行(当たり前デス!)。
付随車、サハ315 |
アートプロのサは同タイプの2台セット販売でしたので、メンバー同志でサ100とサ150を1台ずつバーターしました。
台車は正体不明品を装着。
電動荷物合造車、モハニ3302 |
これもアートプロ三重交通モニ220。
下回りはKATO、EF210。 |
こちらも下回りはキット無視。
KATOの金太郎だか桃太郎の下回りを挿入。
勿体無いお化けが出そうです~。
付随車、サハ320 |
前述のようにアートプロのキットをバーターしたものです。
キット付属の台車は構造がひ弱で、長時間走行に向きません。
かなり補強してなんとか乗り切りました。
以上、私の作った軽便電車のご紹介でした。
4 件のコメント:
偶然?いみじくも小職がなんにことだかわからんとグチを記事にした直後のご解説、たいへんありがとうございます!
「KBMCの下北南部電鉄=下電」だったのですね!?
では、ケートラはなんなんでしょう?
「KBMCのモジュール規格」かなあ?
それにしてもKATOの国鉄機関車がこんなにウマい具合に使えるとは、ばっくりしました!
ベンキョーになります!
ぼくのすきなのはシウマイベントーです!!
下犬殿
偶然でしょうか。
タイミング合いましたね。
>ケートラはなんでしょう?
これまでのモジュールでは荷が重い方向け、ベニヤ板とTOMIXレールで簡単にモジュールを構成できる新しいモジュール、名づけて「k-track」
=ケートラ
です。
Nの電気機関車、結構軽便電車に使えます。
三重交通のサニ改造の木造電動車は、怖いくらい似合ってますね。
実際にこんな車両がいたような気にさせます、
Nゲージ下回り利用した車両の走り具合は素晴らしかった。
ただ、静止画では自慢のスローかつスムーズな動きが伝わらないのは残念です。
Nゲージ下回りを利用した9mm軽便車両を最初に見たのは'68年のTMSに掲載された橋本真さんの記事でした。
それは、関水(現KATO)の103系の下回りを利用したボギー式ガソリンカーでした。
当時の製品は片方の台車のみを駆動する方式だったため、流用が比較的容易でした。
軽便の既製品が少なかった'70年代には多く使われた手法でした。
話題は戻りますが、「三重交通関係に木造電動車って居たっけ?」何て思って調べたら居たんですね。
湯の山線の前身となる四日市鉄道が東京市電から単車(2軸)を購入し1372mmから762㎜に改軌して使用していました。
詳しい解説と不鮮明な写真が「北勢軽便王国物語」というHPの「第3話こけた箱電」にあります。
元・いきもの部長さん
サニ改造木造電車、ご評価ありがとうございました。
Nゲージ下回り流用のTMSの記事、懐かしいですね。
確か車体をエンドウのレールバスを唐竹割りしたものではなかったかと思います。
ご紹介の『北勢軽便王国物語』見ました。
東京市電の改軌電車なんてあったんですね。
私は最初から鋼製電車と思ってました。
電気機関車の車内につり革つけて乗客を載せていた話や、バランス悪くてよく脱線した話なども興味深いですね。
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