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2012年6月10日日曜日

知多半島の保存電車

ある冬の一日、出張明けの土曜日に名古屋在住だった友人と以前から気になっていた知多半島の保存電車を見に行きました。
武豊の日本油脂の廃線跡も見たかったので友人に車を出してもらって自分の行きたいところだけ連れ回すという、全くもって自己中心的な友人利用の電車巡りでした。

左からク2352、モ3501、モ852
92.1.15 南知多ビーチランド
南知多ビーチランドは名鉄経営のアミューズメント施設ですが、こんな冬真っ盛りの時期には人影も疎らすぎて心配なほどの状況でした。
お陰様で目的のなまず電車にはゆっくり対面できました。
名鉄電車はレストランの施設の一部として活用されていたもので、なまず1編成と3500系1編成がばらばらに置かれていました。



モ852 92.1.15 南知多ビーチランド
なまず二編成のうち、こちらの編成はリタイアが早めでこんなところで余生を送っていました。
施設がビーチランドの名前通り海に接していたのでそれなりに腐食が進んでいる印象でしたが、やはり訪問後割と早めに解体されてしまったのは残念です。

次は知多半島の反対側の武豊を訪問しました。
武豊には火薬類を製造していた日本油脂の専用線がありました。
非電化の武豊線に接続するのに電化されていたことや、専用線には珍しい社員輸送用の電車が二両居たのが普通の専用線とちょっと異なっていたところです。



デキ2+ク102
92.1.15 武豊市 東大高
日本油脂の専用線には社員輸送用の電車が居ましたが、廃線後このような特殊な電車が二箇所にそれぞれ保存されたのはこれまた大変珍しいことではないかと思います。
こちらは市内の東大高交通児童公園というところに保存された機関車と電車です。
機関車は貨物輸送とあわせてまさにこのような編成で社員輸送にも活躍していたようです。


デキ2 92.1.15 武豊市 東大高
ユニークな電気機関車、デキ2。

ク102 92.1.15 武豊市 東大高
ク102。
こちらは元西武鉄道の車両です。
小柄ながら良くまとまったスタイルの電車で、類似型が山形交通にも嫁ぎました。


ク102車内 92.1.15 武豊市 東大高
車内は白熱灯のままの懐かしい雰囲気が漂っています。
最近の保存車情報を見ると随分荒廃してしまっているようです。
残念なことです。


二枚とも モ101 92.1.15 武豊市 長尾
こちらは同じ市内ながら別の場所、長尾児童館に保存されているモ101です。
車体の割に小振りな台車がちょっと不釣り合いなのもまた良い感じです。
こちらは真っ青に塗り替えられて今も児童のお相手をしているようです。

以上、ある日の保存電車巡りレポートでした。

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